AppleがM3搭載iPad Air&A16搭載iPadを発表

2025年3月4日、AppleがM3チップを搭載した新型「iPad Air」と、A16チップ搭載の「iPad」を発表しました。
Apple、パワフルなM3チップを搭載したiPad Airと新しいMagic Keyboardを発表 - Apple (日本)
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/03/apple-introduces-ipad-air-with-powerful-m3-chip-and-new-magic-keyboard/
iPad Air - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad-air/
11インチiPad (A16) - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/ipad-11/
◆M3搭載iPad Air
M3チップはパワフルな8コアCPUを搭載しており、マルチスレッドCPUワークフローが前世代モデルであるM1搭載iPad Airよりも最大35%高速です。さらに、9コアGPUを搭載しており、グラフィックス性能がM1よりも最大40%高速となっています。M3搭載iPad AirのパフォーマンスはM1搭載iPad Airよりも2倍高速で、A14 Bionic搭載iPad Airよりも最大3.5倍高速です。
M3はiPad Airに初めてAppleの先進的なグラフィックスアーキテクチャをもたらし、Dynamic Caching、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディング、レイトレーシングに対応します。グラフィックスを駆使するレンダリングワークフローのために、M3搭載iPad AirはM1搭載iPad Airより最大4倍高速なパフォーマンスを実現するそうです。
さらに、M3のNeural EngineはAIベースの作業がM1と比べて最大60%高速。さらに、M3チップへの進化によりApple Intelligenceにも対応します。

M3搭載iPad AirはApple Intelligenceのために設計されており、写真アプリではクリーンアップツールにより写真の中の不要な要素を簡単に消すことが可能。

自然な言葉づかいでの検索により、ユーザーは探しているものが何かを説明するだけで、あらゆる写真や動画を検索することもできます。
メモアプリの画像マジックワンドを使えば、ユーザーはApple Pencilでスケッチを円で囲むだけでラフなスケッチから美しい画像を生成することができます。

また、ユーザーがメモの中の何もない空白部分に円を描くと、画像マジックワンドが周囲のコンテクストを使って、メモを補足してより視覚的にする関連画像を生成してくれます。
Image Playgroundで自分らしさをビジュアル表現するクリエイティブな新しい方法を探ったり、ジェン文字でぴったりの絵文字を作ったりすることも可能。

作文ツールで文章をより一層ダイナミックにすることもできます。

また、作文ツールとSiriにChatGPTがシームレスに統合され、ユーザーはアプリケーションを切り替えなくてもChatGPTの専門知識を活用することが可能になります。ユーザーはアカウントを作成しなくても無料でChatGPTにアクセスできるようになります。ChatGPTへのアクセス機能にはIPアドレスの匿名化などのプライバシー保護システムが組み込まれています。また、OpenAIはユーザーからのリクエストを保存しません。また、ユーザーは作文ツールとSiriとChatGPTの統合を有効にするかどうかを選択することも可能で、使用タイミングやどの情報を共有するかなども完全に管理可能です。
さらに、iPad Air用のまったく新しいMagic Keyboardも登場しました。より大きな内蔵トラックパッドを持っているため細かい作業のための精度が一段と向上しており、新しい14個のファンクションキー列により、画面の明るさや音量の調節などの機能に簡単にアクセスできます。

新しいMagic Keyboardはマグネットで取りつけることが可能で、Smart ConnectorによってBluetoothを必要とせずに瞬時に電源やデータにつながります。機械加工されたアルミニウム製のヒンジには、充電用のUSB-Cコネクタも搭載されています。本体カラ―はホワイトのみで、価格は11インチモデル用が税込4万6800円、13インチモデル用が税込4万9800円です。

なお、M3搭載iPad Airの販売価格はこれまでと変わらず11インチモデルが税込9万8800円から、13インチモデルが税込12万8800円からで、2025年3月12日発売です。
◆A16搭載iPad
さらに、前世代モデルと比較して2倍の最小容量ストレージ(128GB)とA16チップを搭載した新型iPadも登場しました。A16搭載iPadは前世代モデル比較してパフォーマンス全体が30%近く高速です。A13 Bionic搭載iPadと比べると、パフォーマンス全体が最大50%向上しています。

なお、A16搭載iPadの販売価格は税込5万8800円からで、2025年3月12日発売です。
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in ハードウェア, Posted by logu_ii
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