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TikTokがアメリカで「トランプ不正選挙」など反トランプワードの検索をブロック


ドナルド・トランプ大統領の温情でアメリカでの全面禁止を一時免れたTikTokにおいて、地域によってトランプ大統領に否定的なトピックの検索がロックされていることが判明しました。

Anti-Trump Searches Appear Hidden on TikTok After App Comes Back Online: 'TikTok is Now Trump's Propaganda' | IBTimes
https://www.ibtimes.com/anti-trump-searches-appear-hidden-tiktok-after-app-comes-back-online-tiktok-now-trumps-3760257

複数のユーザーが報告したところによると、2025年1月21日時点で、アメリカにおいて「ファシズム」や「ドナルド・トランプ不正選挙」などの情報をTikTokで検索すると結果が表示されないようになっているとのこと。とあるユーザーは「同じ検索ワードでも、アメリカでは検索できずイギリスでは検索できるという違いがある」などと報告しました。


別のユーザーはアメリカとイギリスのVPNを切り替えている動画を共有。アメリカでは「ドナルド・トランプ不正選挙」というワードが検索できなくなっていることを明確にしました。


一方で、rigged(不正)をrighedにスペルミスして検索すると関連情報が正しく表示されるという報告もあります。


また、「#fuckbiden」だと表示されるのに「#fucktrump」だと表示されないなどの報告もあります。


このほか、トランプ大統領の反トランスジェンダー政策を批判する動画を再投稿しようとして、以前は何の問題もなかったにもかかわらず「接続に問題がある」と警告を受けたとの報告も行われています。こうしたTikTokの突然の検閲に対し、一部のユーザーは「TikTokが存続するための条件は、トランプ大統領のプロパガンダ機関になることだったのだろう」などの意見を寄せました。

TikTokはジョー・バイデン政権下で成立した「外国の敵対者が管理するアプリケーションからアメリカ人を守る法」の影響により、親会社が中国資本であるという点を理由に「敵対者が管理するアプリケーション」と見なされ、2025年1月19日の期限までに事業を売却するかアメリカでのサービス提供を停止するかが求められていました。

TikTokはサービス提供停止を選び、実際に期限日にはアメリカでTikTokが使えなくなり、App StoreおよびGoogle PlayでTikTokがダウンロードできなくなりました。ところが、翌日に大統領に就任したトランプ氏は当該法の執行に75日間の猶予を設ける大統領令に署名し、TikTok存続に向けた取り組みを続けるとの意向を示しました。

TikTok禁止法を75日間停止する大統領令にトランプ大統領が署名 - GIGAZINE

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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