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突然の停電でもUPS対応でOK&給電状態も即チェック可能なのに低価格で小型の軽量ポータブルバッテリー「YOSHINO B300 SST Pro」で固体電池の真の力を徹底レビュー


ヨシノパワージャパンが2024年12月に発売したポータブル電源「B300 SST Pro」は、固体電池を採用しており、有害物質が出にくい、発熱しにくいなどの安全性が高まっているほか、定格出力300WまでのAC電源に対応しつつ重量は約4.7kgと片手で手軽に持ち運ぶことが可能です。そんなB300 SST Proの外観や使い心地、停電対策にも使えるUPSとしての実力などをチェックしてみました。

YOSHINO POWER B300 SST
https://www.yoshinopower.co.jp/products/b300-sst-pro/

・目次
◆1:B300 SST Proの外観はこんな感じ
◆2:B300 SST Proを起動&専用アプリで接続
◆3:B300 SST Proをアプリで動かす&スマートフォン・PCを充電してみた
◆4:B300 SST ProのUSB Type-Cポートの給電能力チェック
◆5:B300 SST Proを車で充電してみた
◆6:B300 SST ProがUPSとして使えるのかチェックしてみた
◆7:B300 SST Proのファン音チェック
◆8:まとめ

◆1:B300 SST Proの外観チェック
B300 SST Proのパッケージはこんな感じ。


裏側にはB300 SST Proの特徴や操作パネルの外観が記載されています。


右側面には充電方式と使用例。


左側面には「固体電池のメリット」として「従来の液体電解質のリチウムイオン電池と比べて小型化・軽量化を実現」「安定性の向上と標準的なリチウムイオン電池の最大2.5倍のエネルギー密度」「リチウムイオン電池よりも安全性が向上」といった特徴が記載されています。


箱を開くと、書類のセットと白い小箱2つが現れました。


書類はサンクスカードとクイックスタートガイド、取扱説明書、保証書登録カードの4点。なお、B300 SST Proは購入から5年間の保証が付きます。


小箱にはケーブル類が収納されていました。片方の小箱にはB300 SST Proを充電するための「AC充電ケーブル」と、自動車のシガーソケットに接続してDCポート経由でB300 SST Proを充電するための「DC5521 to シガーソケット出力ケーブル」が入っています。


もう一つの小箱には「シガーソケット充電ケーブル」と、別売りのソーラーパネルを用いて充電できる「ソーラー充電ケーブルMC4 to XT60」が入っていました。


B300 SST Proの本体を箱から出すとこんな感じ。本体は梱包(こんぽう)材でしっかりと保護されています。


袋から取り出してみました。


B300 SST Proの正面には電源やWi-Fi接続、ライトのボタンがあるほか、USB Type-AとUSB Type-Cポート、DCポート、AC電源のポートが並んでいます。中央の黒い部分はモニターです。


USBポートは全部で4個。内訳は5V/2.4AのUSB Type-Aポートが2個、100WのUSB Type-Cポート、20WのUSB Type-Cポートです。また、左側のUSB Type-Cポートには「左側タイプCポートは、モバイルバッテリーなど充放電可能な機器を接続した場合、充放電を繰り返し、双方ともに電力がなくなる可能性がございます。充放電可能な機器を接続する場合は右側のタイプCポートを使用してください」という注意書きがあります。


AC電源ポートは100VAC(交流電圧)、50/60Hzのコンセントが2個あり、合計300Wに対応しています。


DCは12.6VDC(直流電圧)/10Aで、2ポート合わせて合計126W。


B300 SST Proの背面はこんな感じ。


背面下部には開くとカチッと固定できるフタがあります。


フタを開くと、自動車からの充電やソーラー充電などで用いるXT60の入力ポートと、AC入力ポートが現れました。


両側面には通気孔があるほか、肩掛けして持ち運ぶためにひもなどを通すことができるストラップフックが搭載されています。


天面には金属製のハンドル。


底面の四隅には滑り止めが付いているほか、上下には各種仕様が記載されています。


底面上部には警告や注意事項。


底面下部にはB300 SST Proの詳細なスペックが記載されています。B300 SST Proはバッテリー容量241Wh、14.88V、16.2Ah。入力はACの場合最大250W、ソーラー入力の場合は最大100W、自動車のシガーソケットを使った入力の場合最大60W、USB Type-C PD入力の場合は最大60Wです。また、放電温度はセ氏-10度から60度、充電温度はセ氏0度から55度で、動作湿度は最大90%です。


B300 SST Proのサイズは、幅255×高さ156×奥行き242mm。


300 SST Proの正味重量は約4.7kg。ポータブルバッテリーとしては軽量な上、握りやすいハンドルが搭載されているので、片手でもラクラク運べます。


ストラップフックにひもを通して肩掛けするとこんな感じ。


B300 SST Proには固体電池が使用されており、バッテリーの循環寿命が優れているほか、外気温にも強く、-10度から60度までの広い温度範囲で使用可能です。また、標準的なリチウムイオン電池と比べて、過負荷がかかったときの発火や爆発が起こりにくかったり、損傷した際に有毒な煙が発生しなかったりと、安全性にも優れています。固体電池の安全性に関して、過酷な安全テストをさまざまに実施している様子が、ヨシノパワージャパンの公式YouTubeチャンネルで公開されています。

【初公開】YOSHINO固体電池の様々な安全性テストを紹介! - YouTube


◆2:B300 SST Proを起動&専用アプリで接続
まずは本体背面のAC入力ポートにAC充電ケーブルを挿入します。


プラグをコンセントに差し込んで給電を開始すると、「ピ」と音が鳴ってB300 SST Proが起動しました。


電源が入るとB300 SST Pro正面のモニターが点灯します。モニターには「INPUT」として現在の入力ワット数、充電中の場合は充電が完了するまでの残り時間、現在の充電残量が表示されています。なお、公式サイトによると、わずか60分で約80%までの急速充電が可能とのこと。


B300 SST Proはそのままでも使用することができますが、専用アプリと接続することで、より便利に活用することができます。アプリはGoogle PlayまたはApp Storeからダウンロード可能です。

Yoshino - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.yoshinopower.app

「Yoshino」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/yoshino/id1631074294

今回はiOS版を利用します。まずはApp Storeでアプリの配布ページを開き、インストール。インストールが完了したら「開く」をタップ。


アプリを開いたらログイン画面が表示されるので、まずはアカウントを作成するために「登録する」をタップします。


メールアドレスを入力し、チェックボックスにチェックを入れて「次」をタップ。


入力したメールアドレス宛に4桁の認証用コードが記載されたメールが届きます。


コードを入力して「次」をタップ。


続いてパスワードを設定します。任意のパスワードを2回入力したら「次」をタップ。


「成功 再登録!」の画面が表示されたらアカウント作成は完了。「ログインに戻る」をタップします。


ログイン画面に遷移するので、登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップします。


「わかりました」をタップ。


続いてアプリにB300 SST Proを追加するため「+」アイコンをタップ。


B300 SST Proの正面左上にあるWi-Fiボタンを長押ししてWi-Fi接続モードをオンにします。


Wi-Fi接続モードがオンになったB300 SST Proの名前がアプリ上に表示されるので、デバイス名をタップして「Wi-Fi接続」をタップ。Wi-Fi接続の場合、後述するようにWi-Fiネットワーク名やパスワードの入力が必要になりますが、B300 SST ProとWi-Fiルーターが接続するため自宅外などの離れた場所からスマートフォンでポータブル電源を操作できます。また、Bluetooth接続の場合は面倒な設定なしでスマートフォンとB300 SST Proを接続することが可能ですが、B300 SST Proを操作できる範囲はBluetoothの電波が届く範囲に限られます。


接続したいネットワーク名とパスワードを入力して「接続」をタップ。


画面の表示に従い、しばらく待ちます。


「接続しました」と表示されたら設定は完了です。「OK」をタップしてホーム画面に戻ります。


デバイスの欄にB300 SST Proが追加されているのでタップ。


デバイスの管理画面が表示されました。この画面では本体温度や充電残量といったデバイスの状態のほか、B300 SST Proの消費電力、充電完了までの残り時間などをアプリ上でもチェックできます。


右上の歯車アイコンをタップ。


各種設定を変更できます。「通知音」をタップすると、B300 SST Proの電源を入れたり出力をオンにしたりといった際に鳴る「ピ」という音のオンオフを切り替えることができます。


また、「自動電源オフ」をタップすると、B300 SST Proの電源が自動で切れるまでの時間を設定できます。


自動電源オフは30分、60分、120分、240分もしくは「常にオン」から選ぶことができます。


また、「自動スクリーンオフ」ではB300 SST Proのモニターが消えるまでの時間を調整可能。


スクリーンオフは0.5分(30秒)、1分、5分、10分、「常にオン」から選ぶことができます。


◆3:B300 SST Proをアプリで動かす&スマートフォン・PCを充電してみた
まずはB300 SST Proを使ってスマートフォンを充電してみます。スマートフォンとB300 SST ProをUSBケーブルで接続し、B300 SST Proの「USB」ボタンを押します。


「ピ」という音と共に「USB」のボタンが白く点灯。スマートフォンへの充電が開始されました。


アプリ内の「出力」タブでは、現在の出力ワット数や現在の出力を続けた場合のB300 SST Proの充電持続時間などの情報を確認できます。


また、アプリの「USB」スイッチをタップすることで、B300 SST Pro本体の「USB」ボタンを押すのと同様に、USB出力のオンオフを切り替えることができます。


USB Type-Cポートの左側は入出力どちらにも対応しており、USB Type-Cケーブルを用いてB300 SST Proを充電することも可能。ただし、注意書きにある通り、モバイルバッテリーのような充電と給電が可能なデバイスを左側のUSB-Cポートに接続すると、双方に充電と給電を繰り返してどちらもバッテリーが切れてしまう可能性があるため注意が必要です。


コンセントから給電を行う際も、USBの場合と同様に「AC」のボタンを押し込む必要があります。


B300 SST Proから電力が供給されると、問題なくPCの充電が可能です。


正面右上の太陽のマークのボタンを押すとLEDライトが点灯します。


LEDライトをつけるとB300 SST Proの前面が明るく照らされるため、暗い場所でもボタンの操作やモニターの確認が簡単にできます。


LEDライトの点灯やUSBポート、AC出力のオン・オフなどはすべてアプリ内で操作することも可能です。以下の動画では、B300 SST ProのUSB Type-Cポートに白いケーブルでスマートフォンを接続し、ACポートに黒いケーブルを挿してノートPCに給電しています。アプリからACやUSBのスイッチを切り替えると、本体から「ピ」という音がすると共にノートPCやスマートフォンの充電のオン・オフが切り替わっていることが分かります。また、アプリの最下部にある「Light」スイッチをオンにすると、B300 SST ProのLEDライトを遠隔でオン・オフすることが可能です。

小型・軽量なポータブル電源「YOSHINO B300 SST Pro」をアプリから操作してみた - YouTube


また、モニターと小型PCをB300 SST Proに接続してみた動画が以下。動画の環境では問題なく起動できたほか、YouTube上の動画も視聴できました。なお、ACコンセントは2つで合計300Wのため、負荷が高すぎる場合は給電が切れてしまう可能性があるため注意が必要です。

小型・軽量な固体電池ポータブルバッテリー「YOSHINO B300 SST Pro」をモニター&PCと接続 - YouTube


B300 SST Proの出力はPCの作業内容によって約40W~80W程度で変動しました。また、以下の画面では現在の出力が41W、B300 SST Proのバッテリー残量が94%と表示されており、この場合の使用可能残り時間は5時間3分とのことです。


B300 SST Proの公式ページには充電スピードについて「60分で約80%まで急速充電可能」との記載があります。実際にB300 SST Proのバッテリー残量を0%にした状態から時間を計測しつつ充電してみました。


1時間経過時点でバッテリー残量は62%まで回復。


充電開始から1時間36分経過した時点で充電が完了しました。


◆4:B300 SST ProのUSB Type-Cポートの給電能力チェック
B300 SST Proの正面には2つのUSB Type-Aポートに加え、2つのUSB Type-Cポートが搭載されています。説明書によると、左側のUSB Type-Cポートは最大100Wでの出力・最大60Wでの入力が可能とのこと。そんな左側USB Type-Cポートの対応規格リストが以下。Quick Charge3.0規格とUSB Power Delivery3.0規格、Apple 2.4A規格に対応しています。


右側USB Type-Cポートの対応規格リストが以下。QC3.0規格やHuawei FCP規格、SCP規格、AFC規格、PD3.0規格、Apple 2.4A規格に対応しており、左側USB Type-Cポートに比べて多くの規格に対応していることが分かります。


◆5:B300 SST Proを車で充電してみた
B300 SST Proは比較的軽量で持ち運びしやすいため、アウトドアや災害時の利用にも適しています。付属のシガーソケット充電ケーブルを用いることで、コンセントからの充電が困難な場合でも自動車から充電することが可能です。以下がシガーソケット充電ケーブルで、伸ばすと全長は約3m。そのため余裕を持って車両のシガーソケットからB300 SST Proに接続することができます。


まずはシガーソケット充電ケーブルの黄色い端子をB300 SST Pro背面のXT60入力ポートに挿入。


車のシガーソケットにもう片方の端子を挿入したら準備完了。


B300 SST Proのモニターを確認したところ、充電状態であることを示す「INPUT」が「68W」となっており、B300 SST Proがシガーソケットから給電されて充電中であることが分かります。


◆6:B300 SST ProがUPSとして使えるのかチェックしてみた
B300 SST Proには停電の際などの電源が断絶した際に自動的に電源供給元を切り替えるUPSのような機能が搭載されています。そこで、B300 SST Proに部屋のコンセントから電源を供給した状態でB300 SST Proとモニター、PCを接続しました。


背面にはコンセントにつないだAC充電ケーブルが挿入されています。


この時、モニターとPCはB300 SST Proから給電していますが、アプリの画面には「出力 40W」とともに「入力 190W」と表示されていました。つまり、コンセントから伸びたケーブルでB300 SST Proを充電しつつ、B300 SST ProからモニターやPCに給電しているというわけです。


コンセントからB300 SST Proへの接続を切断してみたところ、電源供給元が部屋のコンセントからB300 SST Proに素早く切り替わって、画面が途切れたり電源が切れたりすることなくPCを使い続けることができました。

ポータブル電源「YOSHINO B300 SST Pro」のコンセントを抜き差ししてUPSとして使ってみた - YouTube


◆7:B300 SST Proのファン音チェック
「B300 SST Proの充電中」「ACポートにプラグを挿入してモニターを起動」「モニターと小型PCを接続・起動」の3パターンでのファン音を示した動画が以下。負荷の少ない環境であれば、B300 SST Proから発生する音はそれほど気にならないレベルに抑えられています。

ポータブル電源「YOSHINO B300 SST Pro」動作中の音はこんな感じ - YouTube


◆8:まとめ
実際にB300 SST Proを使ってみると、約4.7kgという軽さもあって比較的取り回しやすい印象でした。また、定格出力300W以内の機器なら安定して動かすことが可能で、300Wを超える機器でも条件次第では支えられるという高い給電能力も持ち合わせていました。加えて、簡易的なUPSとしても利用可能なため、突然の停電に備えることも可能。

また、B300 SST ProはAC入力以外にもUSB Type-Cポートからの入力や自動車のシガーソケット、ソーラーパネルを使った入力にも対応しており、こうした豊富な給電手段も相まってアウトドアや災害時など広い用途で使用できる便利なポータブル電源に仕上がっていました。

なお、B300 SST Proの価格は税込5万9900円。ヨシノパワージャパンの公式サイトやAmazon.co.jp、楽天市場で購入可能です。

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https://www.yoshinopower.co.jp/products/b300-sst-pro/


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