ロボット掃除機とコードレス掃除機の二刀流で床から天井まで余すところなく掃除できるSwitchBot「K10+ Pro Combo」を使ってみたレビュー
自動で床を動き回って部屋を掃除してくれるロボット掃除機は便利ですが、床に置いてある荷物や家具の上、窓のサッシなど自分で掃除しなければいけない場所も存在するため、ロボット掃除機とは別に手持ちの掃除機やハンディワイパーを持っているという人も多いはず。SwitchBotの「K10+ Pro Combo」はコンパクトなロボット掃除機と使い勝手のいいコードレス掃除機、そして両方に使えるデュアル集塵(じん)ステーションがセットになった製品で、「普段はロボット掃除機に床を掃除してもらい、時間のある時にロボット掃除機が届かない場所をコードレス掃除機で掃除する」といった使い方が可能。コンパクトでありながら床から天井まで余すところなく掃除できるとのことで、どれほど便利な掃除機セットになっているのか実際に使って確かめてみました。
Amazon.co.jp: SwitchBot
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・目次
◆1:内容物チェック
◆2:外観チェック
◆3:セットアップ
◆4:ロボット掃除機「K10+ Pro」を使ってみた
◆5:コードレス掃除機を使ってみた
◆6:まとめ
◆1:内容物チェック
「K10+ Pro Combo」の内容物をチェックします。まずはロボット掃除機「K10+ Pro」本体と付属のサイドブラシ2個。
続いてデュアル集塵ステーション。
上のフタを取り外すと、さまざまな内容物が入っています。
デュアル集塵ステーションの中に入っていた内容物は、デュアル集塵ステーション用の紙パック、「K10+ Pro」の専用お掃除シート、「K10+ Pro」のダストボックスに付けるフィルターの予備、「K10+ Pro」のモップ取付パッド。
フタの内側にも掃除用のメンテナンスツールが付属していました。
コードレス掃除機やその他の細かいパーツは、段ボールの中にバラバラで収められていました。
すべて取り出してみるとこんな感じ。多すぎるので細かく見ていきます。
左から順にコードレス掃除機のダストカップやフィルター部分、延長管、床用ノズル。
交換用のノズルもセットになっており、左から順に2WAYすき間ブラシ、すき間用ノズル、ダニ取りブラシとなっています。
バッテリー、ゴミ収集ホルダー、交換用のHEPAフィルター。
そして収納スタンド、電源コード用プレート、ネジ、ネジ穴用ゴムキャップ、ドライバーです。
あとは「K10+ Pro」の取扱説明書、コードレス掃除機の取扱説明書、クイックガイド、保証書、SNSアカウントやサポートセンターの連絡先などが記載されたサポートカードが入っていました。
◆2:組み立て・外観チェック
続いて、各製品を組み立てながら外観をチェックしていきます。ロボット掃除機「K10+ Pro」本体の見た目はこんな感じ。前モデル「K10+」をマイナーチェンジしたモデルであり、製品サイズは前モデルと同じ24.8cm×24.8cm×9.2cmで、重量は約2.3kg。
「K10+」から改善された点としては、障害物回避センサーとしてPSD(位置検出素子)センサーが追加された点や、吸引力が2500Paから3000Paに向上した点、壁際でブラシの回転速度が向上するようになった点、裏側のブラシが純ゴム製になった点などが挙げられます。
サイドブラシは前輪の横にセットします。
サイドブラシをセットした「K10+ Pro」はこんな感じです。
コードレス掃除機は組み立てが必要です。まずはダストカップの部分に、延長管をカチッと音が鳴るまで差し込みます。
続いて床用ブラシを延長管の先に差し込みます。
ダストカップやフィルター部分の上にバッテリーをセット。
これでコードレス掃除機本体の組み立ては完成です。外観はこんな感じで、本体のみで自立するようにはなっていません。
サイズは床用ノズルを着けた状態で24cm×13.5cm×117cm。重量は約2kgです。
本体の柄の部分に、電源ボタンと運転モード切り替えボタンがあります。
ダストカップ横のボタンを押すと、ダストカップが外れます。
中にはHEPAフィルターが入っており、取り出してメンテナンスツールで掃除したり、付属の交換用HEPAフィルターと交換したりできます。
床用ノズルはこんな感じ。細かい毛が斜めに付いています。
デュアル集塵ステーションにも、コードレス掃除機用のゴミ収集ホルダーや電源コードのカバープレートを取り付ける必要があります。
まずはデュアル集塵ステーションの上フタを開きます。
デュアル集塵ステーションの形状と、ゴミ収集ホルダーの底部がピッタリ合うように乗せます。
そして、付属のネジをドライバーで留めていきます。
ネジは穴の底にすっぽり落ちるので、ドライバーを差し込んで回します。
4個のネジを留め終わったら、ネジ穴に白いゴムキャップをかぶせます。
最後に上フタをセットし直します。
これでゴミ収集ホルダーの組み立ては完了です。
続いて、コードレス掃除機の設置用プレートを、デュアル集塵ステーションの背面に取り付けます。
電源コードが設置用プレートの下を通るので、最終的な設置場所とコンセントの位置を考慮した上で、コードを右側に通すか左側に通すか決めます。設置後に本体を持ち上げてコードを通す方向を変えることも可能です。
差し込み口を最後まで押し込めばOK。
組み立てが完了したデュアル集塵ステーションの見た目はこんな感じ。
前面下部には「K10+ Pro」のドッキングポート。
上面にはコードレス掃除機のゴミ収集ホルダーがあります。
コードレス掃除機のダストカップを集塵ホルダーに合わせて、そのまま差し込むと固定することが可能。
背面には電源コードがあります。コードの長さは1.5mほどでした。
実際にコードレス掃除機と「K10+ Pro」を設置してみるとこんな感じ。集塵ステーション本体のサイズは19.5cm×29.7cm×41cmですが、ゴミ収集ホルダーやコードレス掃除機、「K10+ Pro」がドッキングポートからはみ出した分などを考慮すると、25cm×52cm×122cmほどの大きさになりました。
コードレス掃除機を抜き差しする時に壁を傷つけないようにしたい場合は、背面にも少し余裕を持たせた方がいいかもしれません。
また、ノズル交換用の2WAYすき間ブラシ、すき間用ノズル、ダニ取りブラシを収納するためのスタンドもあります。
収納スタンドの組み立て方は簡単。2つに分かれているパーツを、互いに奥まで差し込むだけです。
2WAYすき間ブラシ、すき間用ノズル、ダニ取りブラシを収納するとこんな感じ。使わない時は、棚の中など邪魔にならない場所に置いておくことができます。
◆3:セットアップ
組み立てが完了したら、「K10+ Pro Combo」のセットアップを行っていきます。まずは集塵ステーションをコンセントに近く、Wi-Fiの受信状態が良好な壁際に設置します。
両サイドに0.5m、「K10+ Pro」がドッキングする前面には1mのスペースを確保しておきます。
電源ケーブルをコンセントに挿すと、前面の表示ランプが点灯します。
機器のセットアップはSwitchBotアプリをスマートフォンにインストールして行います。
SwitchBot - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theswitchbot.switchbot
「SwitchBot」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/switchbot/id1087374760
細かいインストールおよび接続方法は、以下の過去記事で「◆3:セットアップ」の項目を見るとよくわかります。
ロボット掃除機史上最小級コンパクトサイズで静音なのに強力吸引やモップがけにゴミ収集ベースまでてんこ盛り「SwitchBotロボット掃除機K10+」を使ってみたレビュー - GIGAZINE
◆4:ロボット掃除機「K10+ Pro」を使ってみた
セットアップと部屋のマッピングが完了したので、早速「K10+ Pro」で部屋を清掃してみました。使い方は簡単で、アプリから運転ボタンをタップするだけ。
本体の電源ボタンを押すことでも、清掃を始めることが可能です。
実際に「K10+ Pro」が部屋を清掃する様子はこんな感じ。
SwitchBotのロボット掃除機「K10+ Pro」が掃除をする様子はこんな感じ - YouTube
清掃したルートや範囲は、SwitchBotアプリから確認することが可能です。
詳細な運転設定や水拭きなどの使い方は、以下の過去記事で詳細に解説されています。
ロボット掃除機史上最小級コンパクトサイズで静音なのに強力吸引やモップがけにゴミ収集ベースまでてんこ盛り「SwitchBotロボット掃除機K10+」を使ってみたレビュー - GIGAZINE
コスパ抜群なのに超コンパクトで水拭き可能&ゴミ収集ベース付きで手間が省けるSwitchBotの全部入りロボット掃除機「K10+」を実際に使ってみたレビュー - GIGAZINE
「K10+ Pro」は清掃完了後にステーションへ戻り、吸い取ったゴミは自動で集塵ステーションが回収してくれます。
◆5:コードレス掃除機を使ってみた
「K10+ Pro Combo」最大の特徴は、ロボット掃除機だけでなくコードレス掃除機もセットになっている点です。
床用ノズルは大理石やタイルなどの硬質な床などの清掃に適しています。
ロボット掃除機が入っていけない場所や、階段の段差などを掃除する時にうってつけです。
実際に、「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機で階段のゴミを吸い取ってみた様子は、以下の動画で確認できます。
SwitchBot「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機でゴミを吸ってみた - YouTube
また、「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機には、「標準モード(MIN)」と「MAXモード」の2つの運転モードが用意されており、運転モード切り替えボタンを押すことで変更可能。標準モードの時は、電源ボタンと運転モード切り替えボタンの間にあるLEDランプが「MIN」と光ります。
MAXモードになるとLEDランプが「MAX」と光ります。MAXモードでは騒音が大きくなり、電気使用量も増えますが、その分だけ吸引力が強くなります。取扱説明書によると、ペットの抜け毛などの吸い込みにくいゴミが多い場合はMAXモードでの使用がお勧めだとのこと。
実際に「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機で、運転モードを「標準モード」と「MAXモード」を切り替えて、騒音をチェックしてみた動画が以下。確かにMAXモードになると騒音が強くなっていることがわかります。
SwitchBot「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機で「標準モード」と「MAXモード」を切り替えて騒音チェック - YouTube
また、「K10+ Pro Combo」のコードレス掃除機は掃除したい場所に合わせて先端のノズルを付け替えることが可能。付け替え方は簡単で、先端にあるボタンを押せばノズルが外れます。
後は使いたいノズルを差し込めばOK。
2WAYすき間ブラシはカーテンやキーボード、天井、コーヒーテーブルなどの表面のほこりの掃除に適しており、机のすき間などに差し込んで掃除するのに便利です。
また、ブラシを引き出せばキーボードや配線のすき間などのほこりを払ったり、かき出したりしながら掃除できます。
すき間ブラシはドアや窓のサッシ、階段の死角といった細かいすき間や溝のほこりを吸い取るのに適したノズルです。
天井の通気口など、手が届きにくい場所の掃除にも使えます。コードレス掃除機の重量は約2kgと掃除機としては一般的な重さで、床面や低い場所の掃除は片手でも可能ですが、家具や机の上といったやや高い場所になると両手で持ち上げた方が扱いやすいと感じました。
ダニ取りブラシは布団やニットのソファ、毛布といった生地のほこりやダニの掃除にぴったりなノズルです。なお、シルクなどの引っかかりやすく傷がつきやすい生地には使わない方がいいとのことです。
コードレス掃除機を集塵ステーションに戻すと、ゴミがたまっている場合は自動でゴミ収集が行われ、バッテリーの充電も行われます。コードレス掃除機本体のダストカップは常に空の状態が保たれるため、いちいちゴミやほこりを捨てる必要がないのが非常に便利です。なお、集塵ステーションの紙パック交換目安は70日となっています。
◆6:まとめ
実際に「K10+ Pro Combo」を使ってみたところ、なんと言ってもロボット掃除機とコードレス掃除機を同じ集塵ステーションで管理できる点が便利だと感じました。ロボット掃除機と普通の掃除機を別々で持っている場合、それぞれの保管場所を確保しなければなりませんが、「K10+ Pro Combo」なら同じスペースにまとめて置いておけるのもうれしいポイント。普段から「床はロボット掃除機できれいにするけど、ロボット掃除機が入れない場所はコードレス掃除機でカバーしている」という人にうってつけのセットとなっていました。
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