動画

イーロン・マスクのNeuralinkのブレイン・マシン・インターフェースを初めて脳に移植した患者がゲームする様子を実況中継


イーロン・マスク氏が立ち上げたブレイン・マシン・インターフェース(BMI)開発企業の「Neuralink」で、人間としては初めてBMIのインプラント手術を受けた四肢麻痺患者のNoland Arbaugh氏が、「頭で考えるだけでゲームをプレイする様子」をX(旧Twitter)上でライブ配信しました。

XユーザーのOwen Sparksさん: 「Neuralink Patient 1 to Attempt 72-hour Endurance Test」 / X
https://x.com/OwenSparks_/status/1859865707049095495

2024年1月、NeuralinkはBMIのインプラント手術に初めて成功したと発表しました。手術を受けたのはダイビング事故で四肢麻痺となったArbaugh氏で、同氏が頭に埋め込まれたBMIは「Telepathy(テレパシー)」と名づけられています。なお、Arbaugh氏はすでに「Telepathy」を使ってシヴィライゼーションVIやマリオカート、オンラインチェスなどのゲームをプレイしてきました。

イーロン・マスクの脳改造企業「Neuralink」が初のヒト臨床試験に成功、考えるだけでスマホやPCを操作可能で製品名は「テレパシー」 - GIGAZINE


Arbaugh氏は現地時間の2024年11月22日14時からXでライブ配信を行い、72時間連続で「Telepathy」を利用するという試みに挑戦しました。テストではArbaugh氏の頭部に移植されたN1インプラントの、長時間利用時の耐久性とパフォーマンスを実証することです。テスト前の段階では、Arbaugh氏はNeuralinkのエンジニアと共同で1日最大8時間の研究セッションを行っているそうで、それよりも長時間の利用にデバイスが耐えられるのか調査することが目的というわけ。

Arbaugh氏は過去に24時間、48時間、72時間連続で起きていたことが頻繁にあると語っていますが、「健康状態が悪化しつつあると感じたら、すぐにやめて休む予定です。自分の健康を最優先にすることを約束します」と語りました。


この72時間連続配信テストの一環として、Arbaugh氏はX上で11時間31分56秒のゲーム配信を行っています。

72 hour Neuralink push 4 / X
https://x.com/i/broadcasts/1lDxLlXLnlaxm


Arbaugh氏は配信上で約6時間にわたって「The Battle of Polytopia」をプレイしたのち、Chess.comでオンラインチェスの対局を行ったり、Googleストリートビューの画像からどこの土地かを推測するGeoGuessrをプレイしたりしました。


マスク氏もArbaugh氏のゲーム配信に反応しており、自身のXアカウントで「NolandさんはNeuralinkのテレパシーデバイスを使って考えるだけでPolytopiaをプレイしています」とポストしています。


なお、Arbaugh氏がプレイしていた「The Battle of Polytopia」はマスク氏の電気自動車メーカーであるテスラの車両でもプレイできましたが、同機能は「運転中にもプレイできる」として炎上しました。

テスラ車で「運転中にゲームで遊べる機能」が発見されて非難殺到 - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「考えるだけ」で指先まで自由に動かせるロボット義手が開発される - GIGAZINE

「考えるだけ」でロボットアームを自在に操る女性がステルス戦闘機F-35を飛ばすことにも成功 - GIGAZINE

「考えるだけ」でプレイできるゲームはVRの未来となるのか? - GIGAZINE

脳を接続しテレパシーのように思考をシェアしてテトリスの3人共同プレイに成功 - GIGAZINE

脳にインプラントを埋め込み「手書き文字を想像するだけ」で文字を出力することに成功 - GIGAZINE

イーロン・マスクの脳改造企業「Neuralink」が初のヒト臨床試験に成功、考えるだけでスマホやPCを操作可能で製品名は「テレパシー」 - GIGAZINE

in 動画,   ゲーム, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.