メモ

トランプ前大統領への令状を秘匿してX(Twitter)に情報開示を要求した検察当局の行為を最高裁判所が「審理しない」と判断


2020年アメリカ大統領選挙の結果に異議を唱えたドナルド・トランプ大統領(当時)にまつわる捜査の一環で、X(当時Twitter)に対してトランプ氏のデータを提出するよう要求しつつ、情報の開示を要求したことをトランプ氏に伝えないよう求めた検察当局の行動について、最高裁判所は審理しないと決めました。

Search - Supreme Court of the United States
https://www.supremecourt.gov/search.aspx?filename=/docket/docketfiles/html/public/23-1264.html

Supreme Court won't step into dispute over Jack Smith's efforts to get Trump's X information - CBS News
https://www.cbsnews.com/news/supreme-court-trump-jack-smith-x-twitter/

Supreme Court won’t take up challenge to Jack Smith’s Trump Twitter data access
https://thehill.com/regulation/court-battles/4919240-supreme-court-jack-smith-trump-twitter/

トランプ氏のデータ開示を求めた検察当局は、「進行中の捜査が重大な危険にさらされると信じるに足る合理的な理由がある」として、情報の開示を受けたことをトランプ氏に180日間伝えないようTwitterに命令しました。


検察当局は命令から10日以内にデータを提供するよう求めましたが、通信の秘密を守る観点からTwitterは直ちに応じず、数日後に情報の一部を提出しました。Twitterの遅延行為に対して裁判所は法廷侮辱罪を言い渡し、35万ドル(約5100万円)の罰金を支払うよう命じました。

X(旧Twitter)がトランプ元大統領のデータ引き渡し要求を順守しなかったとして5000万円の罰金を科される - GIGAZINE


Twitterは、上記の命令が言論の自由を侵害しており、トランプ氏には行政特権を行使して捜査に異議を唱える機会が与えられるべきだったとして控訴裁判所に控訴しましたが、同裁判所はTwitterの申し立てを棄却しました。Twitterは最高裁判所に上告しましたが、最高裁判所は下級審の判決を支持し、Twitterの主張を退けました。

Twitterと司法当局との論争は数カ月間非公開で行われ、情報が公になったのはトランプ氏が4つの事件で告訴されたタイミングでした。秘密裏に情報の開示が行われていたことを知り、トランプ氏は「私の市民権に対する重大な攻撃だ」と強く非難していました。


なお、Twitterはすでに35万ドルの罰金を支払っています。

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in Posted by log1p_kr

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