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OpenAIが密かにChatGPTに新しいGPT-4oモデルを追加していた


2024年8月13日、AIチャットサービスのChatGPTを開発するOpenAIが「先週から、ChatGPTに新しいGPT-4oモデルが登場しました」と告知しました。その後、「新しいGPT-4oモデル」についていくつかの情報が明らかになっています。


ChatGPT updated to new model based on user feedback | VentureBeat
https://venturebeat.com/ai/openai-updates-chatgpt-to-new-model-based-on-user-feedback/

OpenAIが提供したリリースノートによると、「新しいGPT-4oモデル」は既存のGPT-4oモデルのアップグレード版とのことですが、具体的にどう変わったのかは不明。OpenAIいわく「モデルの応答がどのように違うかを正確にお伝えしたいのですが、きめ細かくベンチマークし、改善を伝える方法を見つけ出すこと自体が現在進行中の研究分野です」とのことです。

OpenAIは「実験結果と定性的なフィードバックを通じて、ChatGPTユーザーの好みの傾向があることがわかったので、GPT-4oにアップデートを導入しました」と伝えました。


あるユーザーは「新しいGPT-4oモデルはマルチステップの推論を使用していて、その推論方法について説明してみせた」と考えましたが、これはOpenAIが否定し、アップデートに際して新しい推論プロセスは導入しておらず、推論を説明したとしてもそれはユーザーのプロンプトに従っただけである可能性があると説明しています。

別のユーザーからの報告では、GPT-4oによるChatGPTを通じた画像生成機能も有効になっているとのこと。以前のGPT-4モデルで動作していたときはOpenAIのDALL-E 3拡散ベースの画像生成モデルを利用して画像を生成していたため、実際にGPT-4oを使っていたとしたら大きな進歩だと言えます。


OpenAIによると、APIのバージョンとChatGPTのバージョンは異なる場合があるそうです。記事作成時点では最新版が「chatgpt-4o-latest」という名前でAPIとして提供されていて、ほとんどのAPI利用には「gpt-4o-2024-08-06」が推奨されているものの、一部の開発者には最新版のアクセスを提供しているとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by log1p_kr

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