Androidに新しい「デバイスを探す」機能が登場、10億台以上のネットワークを利用してPixel 8や8 Proはバッテリー切れでも発見可能
置き忘れたり行方不明になったりした端末を探すAndroidの機能「デバイスを探す」が刷新されました。新しい「デバイスを探す」には5つの利用方法があり、Pixel 8やPixel 8 Proの場合はバッテリー切れで反応できない状態でも発見可能になったとのことです。
5 ways to use Android's new Find My Device
https://blog.google/products/android/android-find-my-device/
Google Online Security Blog: How we built the new Find My Device network with user security and privacy in mind
https://security.googleblog.com/2024/04/find-my-device-network-security-privacy-protections.html
新しい「デバイスを探す」機能の利用方法は以下の5つ。
◆1:オフラインデバイスを探す
機能に対応しているAndroidスマートフォンやタブレットなら、たとえネットに接続していない状態であっても、呼び出し音を鳴らしたり、マップ上に場所を表示したりして、どこにあるかを特定することができます。
特にPixel 8とPixel 8 Proなら、デバイスの電源がオフやバッテリー切れなどで応答不可能な状態にあっても発見することができるとのこと。
◆2:Bluetoothタグで日用品を追跡
Google I/O 2023で発表されていた通り、ChipoloとPebblebeeのBluetoothタグを取り付けた日用品を見つけることができるようになります。
この機能は2024年5月から利用可能で、2024年後半からはeufy、Jio、MotorolaなどのBluetoothタグも利用可能になる見込みです。
なお、「不明なトラッカー検知警告」との互換性もあり、ユーザーを保護してくれます。
◆3:近くのアイテムを検索する
なくしたと思ったものが意外と身近にあることもあります。遠くまで追跡しなくても大丈夫という場合には、「近くを探す」ボタンが表示されるようになります。
目標とするデバイスまで近づいたかどうかわかりやすく表示。
デバイスがどこにあるか正確に把握するための手助けをしてくれるようになります。
◆4:Nestを利用して遺失物の場所をピンポイント表示
鍵や財布は「家の中のどこかにあるはずなのに、それがどこかわからない」というケースがあります。家の中でNestのスマート家電を使っているのであれば、当該家電からのどれぐらいのところで最後に確認されたかというピンポイントな情報が表示されて、探し物を助けてくれます。
たとえば以下の例だと、最後に家の鍵が確認されたのは9時15分、リビングルームのスピーカーのそばとなっているので、スピーカー周辺を探せば見つかる可能性が高いと考えられます。
◆5:情報を家族や友人と共有
アプリ内のデバイス情報を他の人と共有することができるので、たとえば家の鍵がなくなったという時、家族と情報を共有してすばやく捜索することができます。
新しい「デバイスの検索」機能はまずはアメリカとカナダで提供され、以後、提供範囲を拡大していく予定となっています。
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