世界一にんにくを美味しく食べるための料理「シュクメルリ」が松屋に復活したので食べてきた

「シュクメルリ」は「世界一にんにくを美味しく食べるための料理」とも称されるニンニクたっぷりのジョージア料理です。松屋では2019年12月から「シュクメルリ鍋膳」のテスト販売が実施され、人気を博したことから2020年1月には全国で販売されました。そんな松屋のシュクメルリが第3回復刻メニュー総選挙の1位を獲得し、2024年2月6日(火)から「シュクメルリ鍋定食」として復活しました。シュクメルリのメニュー復活を実現するほど人々を熱狂させている正体は一体何なのかを確かめるべく、実際に松屋に行ってシュクメルリ鍋定食を食べてみました。

第3回復刻メニュー総選挙1位「シュクメルリ鍋定食」発売｜松屋フーズ
https://www.matsuyafoods.co.jp/whatsnew/menu/58339.html

松屋に到着。シュクメルリをアピールする旗がズラリと並んでいます。

シュクメルリ鍋定食を注文すると数分で提供されました。鍋に入ったシュクメルリのほかにご飯、サラダ、みそ汁がセットになっています。

シュクメルリの見た目はこんな感じ。薄い黄色のソースの中に鶏肉やサツマイモ、タマネギが入っています。ソースはグツグツ煮えたぎっており、にんにくの香りが漂っています。にんにくはフライドガーリックのようなこんがり焼けた香りではなく、すりおろした生にんにくのようなフレッシュな香りです。

鍋の下には固形燃料が設置されており、提供された後も加熱され続けていました。

ソースはにんにくの風味が濃厚ながら甘口で食べやすい味に仕上がっています。生にんにくのようなフレッシュな香りがするため「にんにくで辛口に仕上がっているのでは？」と想像していたのですが、辛口どころか甘口でパクパク食べ進められるのが特徴的。甘口といってもにんにくの味が弱いというわけではなく、にんにくの強烈なパンチをクリーミーな甘さで包み込んでめちゃくちゃ食べやすくしている感じです。ゴロっと入っている鶏肉の味は濃厚なソースの風味によって完全に飲み込まれており、肉や野菜ではなく「にんにくを使ったホワイトソースとチーズ」が主役の料理であるということが一口で理解できます。

タマネギのシャキシャキした食感がいいアクセントになっています。

サツマイモは濃厚なホワイトソースの中にありながらも、サツマイモ本来が持つホクホク感や優しい甘さがしっかりと感じられ、にんにくのパンチある味わいが続く中で口休めになります。

シュクメルリ鍋定食にはにんにくの塊こそ入っていないものの、ソース全体からにんにくの味と香りが感じられ、一口でにんにくが主役と理解させてくる味が魅力的。にんにくをたくさん使った料理は「ちょっとパンチが強すぎるかな」と感じて途中で箸が止まりがちですが、シュクメルリ鍋定食は複数の具材によって食感や味が変化し、最後まで飽きずに楽しめる「世界一にんにくを美味しく食べるための料理」と呼ばれるのも納得の一品でした。

シュクメルリ鍋定食は税込930円で、一部店舗を除く全国の松屋で食べられます。

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