占い師ヨハネが裏ヌマヅで召喚した仲間と共に冒険するデッキ構築型ローグライトゲーム「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-」プレイレビュー
人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」を題材にしたゲーム「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-」が、Nintendo Switch・PlayStation 5・Steamで2024年2月22日にリリースされます。カードデッキを構築して敵を倒しながらステージを進めていく「デッキ構築型ローグライトゲーム」になっているとのことで、一足早くプレイできる機会を得られたので実際に遊んでみました。
幻日のヨハネ – NUMAZU in the MIRAGE – 公式サイト - BeXide Inc.
https://bexide.co.jp/yohane
舞台は沼津市とよく似た異世界「ヌマヅ」で、占い屋を営むヨハネが主人公。
ヨハネは幼い頃から好きな絵本「ウォレンと悪い山」に憧れて、大きな鏡を使った占いを始めようと決意します。
ヌマヅの仲間たちの前でさっそく鏡を使って占おうとしますが、鏡が一瞬光ったものの、占いは失敗。
しかし、占われたヌマヅの面々がどうやら体調不良に陥ってる様子。
ヌマヅのみんなを元気にしたいと、薬を探したり文献を調べたりと慌ただしいヨハネ。
すると突然鏡が光り出します。
気がつくと、ヨハネは鏡の中の世界に吸い込まれていました。
そして、鏡の中の世界「裏ヌマヅ」にはいつもの仲間たちは1人もおらず、謎の魔物がうろうろしていました。
というわけでゲームがスタート。ストーリーは鏡の世界に飛び込んで始まります。「ストーリーへ」を選択。
「バランス」を選択します。
ゲームを始める前に、「運命を占う」をクリックします。
ゲームを進める上で必要なカードの初期デッキが配布されます。
鏡の中の世界では、すごろくのようなマスを1つずつ進めていくスタイル。魔物アイコンのマスは、バトルマスになります。
実際にバトルシーンがどんな感じなのかは以下のムービーを見るとよくわかります。
デッキ構築型ローグライト「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-」のバトルはこんな感じ - YouTube
ゲームの基本システムは、「配られた5枚の手札のカードで自分の行動を決定する」というもの。ただし、カードの左上にはエナジーコストが書かれており、1ターンに使用できる合計エナジーは画面左に書かれているように上限が決まっています。使ったカード、そしてそのターンに使わなかったカードは捨て札となり、次のターンに再び5枚のカードが配られます。ターンはヨハネ、つまりプレイヤーが先攻で、後攻となる敵の行動予定は画面右上にある敵HPの左側に表示されます。
基本的にカードは、敵を攻撃する「攻撃カード」と、防御や効果を発揮する「呪文カード」の2種類が存在します。敵を攻撃する場合は、攻撃カードを選択し、攻撃したい敵のHPバーを選択します。
敵に6ダメージを与えることができました。
敵の行動予定を見ると、8ダメージの攻撃を与えてくることがわかります。そこで、呪文カードを使ってシールドを張ります。
シールドが+5されました。シールド値は、相手の攻撃から受けるダメージを軽減します。もちろん相手のダメージ値を超える分のシールドを張れば、受けるダメージは0になります。減ったHPは自動回復されず、HPを回復する手段もかなり限られるので、いかに受けるダメージを減らすかがポイントです。
そんな感じでカードを繰り出し、敵のHPを0にすることに成功。すべての敵のHPを0にしたらバトル終了です。
勝利のポーズを決めるヨハネ
バトルに勝利すると、お金やチャーム、カードなどの報酬をゲットできます。
チャームは永続的な効果を持つアイテムで、画面上部に表示されています。チャームは非常に強力な効果を持つので、たくさん持っていれば持っているほど戦いを有利に進めやすくなります。
カードはランダムに選ばれた3枚の中から1枚だけ獲得してデッキに追加できます。強いカードを獲得すれば戦いも有利になりますが、デッキの枚数が増えてしまうとそれだけ強いカードを手札に引く確率が減ってしまうので、ただカードをたくさん獲得すればいいというわけではありません。
そして、報酬で獲得した以下のカードが「召喚カード」で、「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE-」というゲームにおける目玉システムです。
召喚カードは5枚の手札と共に毎ターン配られるカード。使えるのは1回の冒険において1回のみで、使うとデッキからなくなってしまいます。先ほどゲットした「攻守の翼」を使ってみます。
召喚カードには「召喚時の効果」と「召喚中の効果」の2つがあります。「攻守の翼」は、召喚した時に「攻撃力+2&防御力+2」という効果を与えてくれて、さらに召喚した後の3ターンに「ターン終了時、シールド+3&全体に3ダメージ」「ヨウのカードを使用時、HPを1回復&シールド+1」という効果を持ちます。
「攻守の翼」を使用すると、ヨウが登場するアニメーションが流れます。
そして、バトルフィールドにヨウが登場。ヨウは戦闘に参加しませんが、上記の召喚カードに書かれた効果を発揮します。ただし、召喚したキャラクターは3ターンしか効果を発揮しないので注意が必要です。
ステージを進めていくと、宝箱アイコンのマスを発見。
宝箱を開けて、お金やチャームなどの報酬をゲットできます。
お金アイコンのマスは、獲得したお金を使ってカードやチャームを購入できるショップマス。
このショップマスで重要なのが「カード引取サービス」です。先述の通り、強いカードをデッキに追加しても、デッキ枚数が増えればカードを引く確率は必然と下がってしまいます。そこで、不要なカードを排除してデッキを圧縮することがめちゃくちゃ重要。このカードの排除をしてくれるのがこのカード引取サービスです。ただし、カード引取サービスはショップマスごとに1回しか使えず、さらにお金もかかってしまうので注意が必要です。
!アイコンはイベントマスです。
ランダムで何かイベントが起こります。ヨハネにとっていいことが起こることもあれば、悪いことも起こります。以下の場面は「カードを失う」というイベントで、ヨハネにとって悪いイベントのように思えますが、デッキからカードを1枚排除できるという意味ではかなりお得なイベント。ただし、排除されるカードはランダムなので、それが強いカードだとガッカリな結果になります。
コーヒーマグのアイコンは、休憩マス。
休憩マスでは、体力を回復できる「休憩」と、カードを1枚だけアップグレードできる「カードアップグレード」のどちらかを選択できます。
アップグレードは文字通り、カードの効果が強くなります。ゲームを進めていくと敵はどんどん強くなっていくわけなので、カードの効果はできる限りアップグレードしたいところ。しかし、休憩マスは体力が回復できる貴重な機会でもあるので、念のために体力を回復するか、それともカードを強化するかが悩みどころ。
すごろくの最後には、ボスバトルのマス。
裏ヌマヅのハナマルは、「ナイトウィキッド」を名乗って自由奔放な振る舞いをみせます。ナイトウィキッドが活躍すればするほど、表のヌマヅにいるハナマルが体力を奪われているようで、このナイトウィキッドハナマルを倒す必要があります。
ボスバトルがスタート。ハナマルが連れているシシノシンもバトルに参加しています。
ボスバトルとなり攻撃のダメージもかなり大きいので、シールドを張りながらまずシシノシンを倒すことに。
しかし、敵の攻撃の効果で、受けるダメージが1.5倍になるデバフを受けてしまいました。
そこで、「学者の浄化」でリコを召喚。召喚時の効果である「自身のデバフを全て解除&防御力+2」を使うわけです。
さらに減ったHPを回復するため、召喚時に「HPを10回復する」という効果のハナマルを召喚。
そんなこんなで召喚カードも使いながら戦うことでかなり有利にバトルを進めることができ、みごとナイトウィキッドハナマルを撃破。
ナイトウィキッドハナマルを撃破すると、表のヌマヅに帰ってくることができました。
具合が悪そうにしていたハナマルも、回復した様子。
これで第1章のエリアクリア。こんな感じで裏ヌマヅを攻略していくというわけです。
幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGEはただエリアを攻略するだけでなく、与えられたミッションをクリアしていくことで自分の評判を上げていくのもポイント。占い館で「依頼手帳」を選択。
こんな感じで、さまざまなミッションが課せられています。ミッションをクリアすると評判ポイントをゲット可能。
ゲットしたポイントを消費することでヨハネを強化したり、もっと有利な条件で裏ヌマヅ攻略に向かったりすることが可能になります。
「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE」はデッキ構築型ローグライトゲームとなっていますが、召喚システムや評判ポイントのおかげで、これまでデッキ構築型ローグライトゲームをプレイしたことない人でも遊ぶことができ、難度はそこまで高くありません。ステージ構成や初期配布の召喚カードは毎回変わり、プレイする度に展開が異なるので、リプレイ性も高め。召喚システムの演出やキャラクターのボイスも充実しており、ストーリーもしっかりしているので、「ラブライブ!サンシャイン!!」ファンや「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR」ファンにも満足できる内容になっていると感じました。
「幻日のヨハネ -NUMAZU in the MIRAGE」は2024年2月22日に、Nintendo Switch・PlayStation 5・Steamでリリースされます。ダウンロード版は、Nintendo Switch版とPlayStation 5版が税込4950円、Steam版が5280円です。
Steam:幻日のヨハネ - NUMAZU in the MIRAGE -
また、スペシャルアートボックス・A4判アートブック・オリジナルドラマCD(スーパーピクチャーディスク1枚)・サウンドトラックCD(スーパーピクチャーディスク1枚)・クリアカードセット・初回特典のDLCコスチュームが同梱されたプレミアムボックス版もNintendo SwitchとPlayStation 5向けに登場予定。記事作成時点だと以下のAmazon.co.jpで、Nintendo Switch版が税込1万2236円、PlayStation 5版が1万2278円で予約注文可能です。
Amazon.co.jp: 幻日のヨハネ - NUMAZU in the MIRAGE - PREMIUM BOX -Switch 【特典】スペシャルアートボックス、A4判アートブック、オリジナルドラマCD(スーパーピクチャーディスク1枚)、サウンドトラックCD(スーパーピクチャーディスク1枚)、クリアカードセット & 【初回特典】DLCコスチューム「ひよこ(ヨハネ用)」 同梱 : ゲーム
・関連記事
Nintendo Switchでカードを集めてデッキを構築しつつランダム生成のダンジョンに挑むローグライクカードゲーム「Slay the Spire」を遊んでみた - GIGAZINE
デッキを構築しながら自分の領土を増やしていく人気カードゲーム「ドミニオン 第2版」&拡張版「ドミニオン:ルネサンス」プレイレビュー - GIGAZINE
Nintendo Switchのランダムな手札でデッキを構築するハイスピードなアクションバトルゲーム「One Step From Eden」レビュー - GIGAZINE
デッキ構築型タワーディフェンスゲーム「Monster Train」は何度もプレイしたくなる時間泥棒ゲームでした - GIGAZINE
次々湧き出る敵をカードアクションでバッタバッタとなぎ倒すデッキビルド型戦略シミュレーション「Fights in Tight Spaces」プレイレビュー - GIGAZINE
シミュレーションRPG「ユニコーンオーバーロード」同梱のオリジナルデッキ構築型カードゲームプレイレビュー、高い戦略性と運要素がバランスよく絡み合い初心者から上級者まで楽しめる - GIGAZINE
・関連コンテンツ