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Anthropicが大規模言語モデル「Claude 2.1」をリリース、最大20万トークン・15万ワードを読込可能で幻覚が半減し新しいAPI統合などを提供


元OpenAIエンジニアによって設立されたAIスタートアップのAnthropicが、大規模言語モデルの「Claude 2.1」を発表しました。Claude 2.1は処理可能なトークン数が倍増し最大20万トークンを受け付けるようになったほか、精度も大幅に向上しています。

Anthropic \ Introducing Claude 2.1
https://www.anthropic.com/index/claude-2-1


Claude 2.1は、OpenAIの「GPT-4」が処理可能な約3万2000トークンを大幅に上回る20万トークンを処理可能。これは英単語およそ15万ワード、500ページ以上の資料に相当します。大量のコンテンツやデータを一度に処理できると、それだけでできることの幅が広がります。Anthropicは20万トークンを処理可能な大規模言語モデルを「業界初」と表現しています。

また、大規模言語モデルに見られる「ウソをつく」という現象、いわゆる「幻覚(ハルシネーション)」の発生が「Claude 2.0」に比べて2分の1に減少したとのこと。AnthropicがClaude 2.1の弱点を探るテストを行ったところ、Claude 2.1は不正確な情報を提供するよりも、降参する方が多かったそうです。Anthropicは引き続き出力の精度と信頼性の向上に取り組むとしています。


Claude 2.1を公開するに当たり、Anthropicはベータ版の新機能としてツールの提供も始めました。ユーザーは、データベースの検索やウェブ検索APIを使用して質問に答えさせたり、プライベートAPIを介してソフトウェアでアクションを実行したりすることが可能になります。発表段階でツールの利用は開発初期の状態にあり、開発者向けの機能やガイドラインを作成中とのこと。

Claude 2.1は記事作成時点でAPIを介して利用可能なほか、チャットサービスのclaude.aiで無料版とプロ版両方からアクセス可能。ただし最大20万トークンの処理はClaude Proユーザーに限られています。Anthropicは「私たちは業界で最も安全で技術的に洗練されたAIシステムを構築しています。新機能がどのようにインスピレーションを与えるのか、その使用例を目にするのが待ちきれません」と述べました。

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in ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by log1p_kr

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