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GoogleがPlayストアのルールを厳格化しリリース前に少なくとも2週間・20人以上のユーザーでアプリをテストすることを開発者に義務付け

by Yuri Samoilov

Googleが、Google Playストアのユーザーの保護を強化するため、個人のアプリ開発者に対して個人の開発者に対して「公開前に最低20人で少なくとも2週間はアプリのテストを行うこと」を義務付けると発表しました。

Android Developers Blog: Ensuring high-quality apps on Google Play
https://android-developers.googleblog.com/2023/11/ensuring-high-quality-apps-on-google-play.html


Google Play tightens up rules for Android app developers to require testing, increased app review | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/11/09/google-play-tightens-up-rules-for-android-app-developers-to-require-testing-increased-app-review/


Googleによると、Googleが提供するテストツールを利用すればアプリのインストール数とユーザーエンゲージメントが平均で3倍になるとのこと。これは「テストツールを使うから3倍になる」のではなく、テストツールを使うような開発者は質の高いアプリを開発する可能性が高く、信頼性も高くなるからだと考えられます。

Googleは、法人ではなく個人アカウントを持つ新規の開発者は、本番環境にアプリを公開する前に最低20人で2週間以上かけてアプリをテストすることを義務付けました。この要件は近日中にGoogle Play Consoleに導入されるとのこと。

また、Googleは今後より多くの時間をかけて新規アプリを評価し、アプリがポリシーを順守し、ユーザーをだますようなものではないことを確認すると述べており、アプリレビューにさらなる投資を行う可能性を示唆しました。


IT系ニュースサイトのTechCrunchによれば、特にインドで融資をうたって多額の借金を負わせるような詐欺アプリがはびこっており、インドではAndroidが主流のプラットフォームであるため、問題となっているとのこと。GoogleはこうしたアプリをGoogle Playストアから排除しようと考えており、今回のアプリ審査の変更に伴って、特定のデバイス許可を必要とするアプリや子ども向けアプリなどは審査により時間がかかるようになる可能性があると述べています。

Googleは、個人アカウントにポリシー確認を完了する期限を設けており、2024年2月29日までに期限を設定できるようになったと述べています。また、政府や自治体が配信する公式アプリについては、識別ができるような公認バッジの設定を追加すると述べています。

by Tony Webster

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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