TwitterがXになってアクティブユーザー数やDLランキングは下がったものの収益は増加

イーロン・マスクがTwitterのブランド名をXに変更した後、同サービスの収益が全体的に増加していたことが明らかになりました。一方でアクティブユーザー数やアプリランキングは下がり、競合サービスのBlueskyなどが大きく躍進しています。
X saw weekly active users and rankings drop post rebrand, but Twitter Lite installs grew | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/08/28/x-saw-weekly-active-users-and-rankings-drop-post-rebrand-but-twitter-lite-installs-grew/
アプリ調査会社Sensor Towerの分析によると、2023年7月24日にTwitterがXにリブランディングされて以降、Xの収益は全体的に増加傾向にあったとのこと。変更後初週のXの収益は全体で前週比約3%減少しましたが、2週目~3週目(8月6日~20日)の収益は約25%増加。これは主にiOSからの収益(24%増)が大きいとされています。
一方で2週目~3週目の週間アクティブユーザーは約4%減少し、ダウンロード数も約8%減少。Xのアプリダウンロード数ランキングは総合カテゴリで4つ順位を下げて36位となりました。

この頃から、リブランディングによりアプリストアで「Twitter」と検索してもTwitterが出てこず、軽量版Twitterアプリの「Twitter Lite」だけが表示される現象が発生していました。これにより多くのユーザーがTwitter Liteをダウンロードする事態に発展し、Twitter Liteのダウンロード数は変更後初週で約350%増加していたそうです。
リブランディングは競合サービスにも影響を与え、変更後初週にThreadsのダウンロード数を約70%落とすことにつながったとSensor Towerは指摘しています。一方でBlueskyのダウンロード数は約180%、Mastodonのダウンロード数は約15%増加しており、Xから逃れたユーザーが他社のサービスを試していたことがうかがえる結果となっています。

しかし、2週目~3週目にかけてThreadsのダウンロード数は約50%増加し、Blueskyのダウンロード数は25%、Mastodonのダウンロード数は40%減少。このことから、テクノロジー系メディアのTechCrunchは「競合サービスはXの代替として機能していない」と指摘しました。
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