「辛くてワケわかんない！！」とアピールするハウス食品の「唐がらし族＜鬼辛＞」は本当に辛いのか確かめてみた

鷹の爪、ハバネロ、ジョロキアなどの激辛唐辛子をブレンドした卓上調味料「唐がらし族＜鬼辛＞」が2023年8月14日(月)に登場しました。「辛くてワケわかんない！！」というほどの強烈な辛味ということなので、辛口マニアでも満足できる辛さなのか確かめるべくカレーやラーメンと合わせて食べてみました。

唐がらし族　＜鬼辛＞ | 商品カタログトップ | ハウス食品
https://housefoods.jp/products/catalog/cd_1,091108,spice,toga,garaz.html

「唐がらし族＜鬼辛＞」のパッケージはこんな感じ。キャップを包むフィルムに「辛くてワケわかんない！！」と記されています。

原材料は「唐がらし」のみ。

注ぎ口は穴が5個のタイプです。

粉末の構成を確かめるために白い皿に出してみます。

赤や黄色の粉末が混ざり合っていました。商品説明ページによると、鷹の爪、ハバネロ、ジョロキア、赤唐辛子、青唐辛子を使っているとのことです。

まずは「唐がらし族＜鬼辛＞」をスプーンですくって直接食べてみると、舌を刺すような刺激と同時に唐辛子の香ばしい味が感じられました。ラー油やタバスコなどの液体系の辛味調味料と違って、口の中から喉まで全体的に辛味が広がる感じではなく、舌の上の粉末が当たった部分だけが辛くなる感じ。

「唐がらし族＜鬼辛＞」の実力を確かめるべく、レトルトバーモントカレーやファミチキ、カップヌードル、カラムーチョを用意しました。

まずはファミチキとの相性を確かめてみます。肉の断面に「唐がらし族＜鬼辛＞」を付着させるために、ファミチキをカット。

「唐がらし族＜鬼辛＞」を振りかけます。

振りかけた後の見た目はこんな感じ。

食べてみると、意外なことに肉の脂の甘味によって「唐がらし族＜鬼辛＞」の辛味が包み込まれ、口に入れた瞬間は辛味をほとんど感じませんでした。飲み込んだ後に口の中にピリピリとした辛味は残るものの、「辛くてワケわかんない！！」という状態にはほど遠く、むしろ肉の甘味が強調されて「いつもより肉の味が濃いな」と感じるほどです。

続いて、カップヌードルと合わせて食べてみます。

お湯を入れて3分後のカップヌードルに「唐がらし族＜鬼辛＞」を投入。

大量に振りかけました。

麺をすすると、麺によって「唐がらし族＜鬼辛＞」が喉までダイレクトに運ばれ、舌と喉が同時に辛さに襲われます。しかし、やはり辛さは「中辛カレーよりは辛いけど辛口カレーよりは弱いな～」という程度。

もっと辛さを楽しみたいので「唐がらし族＜鬼辛＞」をドッサリ追加します。「唐がらし族＜鬼辛＞」の原材料は唐辛子のみで塩が含まれていないので、塩分を気にせずにドサドサ振りかけられるのがうれしいポイント。

ジャリジャリと音がなるほど振りかけると、辛さが強くなりました。オイル系の辛味調味料では料理の味が全体的に変化してしまいますが、「唐がらし族＜鬼辛＞」は粉末なのでカップヌードルの味を楽しみつつ辛味も楽しめました。

次に、レトルトバーモントカレーの中辛に「唐がらし族＜鬼辛＞」を振りかけて辛さを強化してみます。

フリフリ。

完成。

「唐がらし族＜鬼辛＞」をかけた部分を食べてみると、辛さはあまり強化されておらず、ジャガイモなどの具の甘味が引き立っているように感じます。辛さの限界を求める人には拍子抜けかも。

最後に、辛口スナック「カラムーチョ」に「唐がらし族＜鬼辛＞」をかけてみます。

とにかく辛いスナックにしたいので、ドサドサ振りかけます。

「唐がらし族＜鬼辛＞」を大量に振りかけたものの、これまでの3品で辛さに慣れてしまったためか、辛さの違いをあまり感じられませんでした。

「唐がらし族＜鬼辛＞」はスコヴィル値の高さをアピールする激辛調味料と比べると、かなり控えめの辛さでした。それでも料理に唐辛子の風味やピリ辛感を追加する効果は十分にあるので、辛さの限界を求めるのではなく、料理に唐辛子をアクセントで加えたいときなどに適しているといえます。

「唐がらし族＜鬼辛＞」は税別小売価格が400円で、2023年8月14日(月)から全国に登場しています。また、記事作成時点ではAmazon.co.jpで5個入りを税込1912円(1個当たり約382円)で入手できます。

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