取材

目隠しフェンスが設置された「2023びわ湖大花火大会」で無料の観客は花火を楽しめるのか現地取材してきた


2023年8月8日(火)に開催された「2023びわ湖大花火大会」では、道路から花火を見えなくするための目隠しフェンスが会場全体を囲むように設置されました。この目隠しフェンスによって花火がどれだけ見えなくなるのか気になったので、花火が打ち上げられる様子を複数の地点から撮影してみました。

びわ湖大花火大会
https://www.biwako-visitors.jp/hanabi/

2023びわ湖大花火大会の会場には「人の密度が高まって事故が発生することなどを防止するため」という名目で目隠しフェンス有料観覧エリアを囲むように設置されています。目隠しフェンスがどんな感じに設置されているのかは、以下の記事にまとめています。

花火を見えなくする高さ4mの目隠しフェンスが「2023びわ湖大花火大会」の会場に設置されたので現地に突撃して撮影してきた - GIGAZINE


目隠しフェンス越しに花火を鑑賞するムービーが以下。目隠しフェンスの下半分は向こう側がまったく見えませんが、上半分は黒色のメッシュ生地で覆われているだけなので向こう側が透けて見えます。このため、下の方で破裂している小さな花火は見えないものの、空高く打ち上がる大型の花火はフェンス越しでも視認できました。

「2023びわ湖大花火大会」で目隠しフェンス越しに花火鑑賞 - YouTube


ムービーの一部分を切り取ったものが以下。目隠しフェンスの上半分ごしに青色の花火がクッキリ見えています。


「2023びわ湖大花火大会」ではかなり高い位置まで打ち上げられる花火も多く、目隠しフェンスを跳び越える大花火に歓声が上がることもありました。それでも、下半分はまったく見えないため、「ドドドーン」という音だけが聞こえて花火は見えない時間も長くありました。


続いて、目隠しフェンスの切れ目で花火を撮影してみました。ムービーを再生すると、黒い布の有無で見え方がどう変わるか一発で理解できます。

「2023びわ湖大花火大会」で設置された目隠しフェンスの境目で花火鑑賞 - YouTube


ムービーの一部を切り取ったものが以下。黒い布ごしでも花火がクッキリ見えることが分かります。


ただし、黒い布による明るさの減衰は避けられないため、生で見るよりは迫力は落ちてしまいます。


目隠しフェンスの上半分と下半分の隙間が多い箇所では、隙間を狙ってカメラを構える人が多く集まっていました。


◆無料観覧エリア以外の鑑賞しやすいエリア
琵琶湖文化館付近の目隠しフェンスは、朝から黒い布がかけられておらず、絶好の鑑賞スポットになっていました。

「2023びわ湖大花火大会」を琵琶湖文化館の近くから鑑賞 - YouTube


また、びわ湖ホール周辺には目隠しフェンスで囲われていないエリアがありました。ここは無料観覧エリアに指定されていませんが、移動を求めるアナウンスはありませんでした。


大津市立中老人福祉センターの向かい側には目隠しフェンスが設置されていなかったのですが、高い木が密集しており、花火鑑賞には適していませんでした。


なお、目隠しフェンスが本当に混雑解消に効果があったのかは、以下の記事でまとめています。

「2023びわ湖大花火大会」は目隠しフェンス&無料エリア縮小で混雑を解消できたのか現地の混雑状況を徹底レポート - GIGAZINE

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in 取材, Posted by log1o_hf

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