インド政府から「Twitterを閉鎖しろ」「従業員の家を家宅捜索するぞ」との脅しがあったことをジャック・ドーシー氏が暴露
Twitter創業者のジャック・ドーシー氏がトークショーに出演し、かつてTwitterがインド政府から受けていた政治的圧力について赤裸々に語りました。
EXCLUSIVE: Jack Dorsey On RFK Jr. Elon Musk, AI Regulation | Breaking Points - YouTube
India threatened to shut down Twitter and raid employees’ homes, Jack Dorsey says | TechCrunch
https://techcrunch.com/2023/06/12/india-twitter-jack-dorsey/
2021年初頭、インド政府がTwitterに対して法的措置を取るという脅しをかけた後、Twitterはインドで数百のアカウントを停止し、特定のハッシュタグの可視性を抑制するよう命じられました。停止を命じられたアカウントの大半は、新たにインドで提案された法律に対する抗議活動を支持する声を上げていたことが指摘されています。
ドーシー氏によると、インドは抗議活動や政府に批判的なジャーナリストを対象とする要求が特に多かった国の1つだとのこと。インドは特定の投稿やアカウントの削除を定期的に要求しており、これらの要求にはしばしば、従わない場合には法的措置を取るという脅迫が伴っていたといいます。インド政府からの脅迫は、「インドでTwitterを閉鎖するぞ」であるとか、「従業員の自宅を家宅捜索する」「従わないならオフィスを閉鎖する」といったものだったとのこと。
Twitterはかつて、投稿の削除やアカウントの停止を求める政府の指示に激しく抵抗し、命令のいくつかに異議を唱えるためにインド政府を提訴したこともあります。この点について、ドーシー氏は「インドで新たに制定されたIT規制への対応に時間を要しました。この規制では、企業は規制の順守を担当する代表者の連絡先を指定し、開示する必要があり、情報を管理するための連絡先や苦情処理窓口を設ける必要がありました」と語っています。
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一方、インドの情報技術担当連邦副大臣であるラジーヴ・チャンドラセカール氏はドーシー氏の発言に反論し、「ドーシー氏とそのチームの下でのTwitterは、インドの法律に繰り返し、継続的に違反していました。具体的には2020年から2022年まで繰り返し法律を順守せず、最後に守ったのは2022年6月でした。2021年1月の抗議行動では多くの誤報があり、間違いなくフェイクである大量虐殺の報告までありました。フェイクニュースに基づく状況をさらにあおる可能性があったため、誤情報をプラットフォームから削除する義務がインド政府にはありました。ドーシー氏のTwitterは、インドの法律の主権を受け入れることに問題があったといえます」と述べました。
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