AMDのCPUコアに約1044日の連続稼働でハングする可能性があるが修正予定はなし
![](https://i.gzn.jp/img/2023/06/07/amd-core-may-hang-after-about-1044-days/00_m.jpg)
AMDが公開した2023年4月度EPYC第2世代リビジョンガイドに、「約1044日後にコアがハングアップする可能性がある」というエラッタが掲載されていることがわかりました。AMDはこの問題に対応する予定はないことを明らかにしています。
Revision Guide for AMD Family 17h Models 30h-3Fh Processors
(PDFファイル)https://www.amd.com/system/files/TechDocs/56323-PUB_1.01.pdf
![](https://i.gzn.jp/img/2023/06/07/amd-core-may-hang-after-about-1044-days/01_m.png)
当該ページはこんな感じ。
![](https://i.gzn.jp/img/2023/06/07/amd-core-may-hang-after-about-1044-days/03_m.png)
この問題は、最後のシステムリセットからおよそ1044日後に、コアがパワーステート「CC6」の終了を失敗するようになるというもので、最終的にコアがハングする可能性があります。
推奨される回避策は、問題が発生すると推測される時間より前にCC6を無効にするか、システムを再起動すること。
AMDではこの問題に対する修正は「予定していない」と記しています。
ソーシャル掲示板サイトのRedditでは、実際に問題が顕在化するのは起動から1042日と約12時間後という指摘があります。
PSA: EPYC 7002 CPUs may hang after 1042 days of uptime
by u/acid_migrain in sysadmin
なお、何らかの形でセキュリティパッチを当てたりするので、稼働しっぱなしのシステムばかりというわけではないはずですが、かつてGEで働いていたというdeafpolygon氏は「古いUNIX機は8年連続で稼働していた」とコメントしています。
Comment
by u/deafpolygon from discussion PSA: EPYC 7002 CPUs may hang after 1042 days of uptime
in sysadmin
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in ハードウェア, Posted by logc_nt
You can read the machine translated English article AMD's CPU core may hang in about 104….