イギリスダービーをディープインパクト最後の世代・オーギュストロダンが勝利
イギリス・エプソムダウンズ競馬場で2023年6月3日に行われたダービー(イギリスダービー)で、三冠馬・ディープインパクトの子どもとして最後の世代にあたる産駒・Auguste Rodin(オーギュストロダン)が勝利を収めました。ディープインパクトは2019年に亡くなっており、このAuguste Rodinは最後の世代にあたります。
AUGUSTE RODIN WINS THE BETFRED DERBY! ????@Betfred #DerbyFestival #オーギュストロダン #ディープインパクト #競馬 pic.twitter.com/1N7qoQ8u8U
— Epsom Downs Racecourse (@EpsomRacecourse) June 3, 2023
直線、外側から猛烈な足で伸びてくるAuguste Rodin。先に抜け出したKing Of Steel(キングオブスティール)を追います。
加速して外から並びかけていきます。
そのまま1馬身前に出て勝利。3着以降とは大きく差を付けました。
Auguste Rodinの父・ディープインパクトは2005年の三冠馬で、菊花賞勝利時の実況フレーズである「日本近代競馬の結晶」という表現がよく知られています。2006年にはフランスの凱旋門賞に挑戦しましたが3着入線で、のちに禁止薬物検出のため失格となっており、残念ながら海外のレースでは勝利していません。引退後、種牡馬として大活躍し、2019年に17歳で亡くなりました。
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ディープインパクト産駒は第一世代が2008年に誕生。その世代でさっそくマルセリーナが桜花賞を勝利。2009年にはフランス生まれのBeauty Parlour(ビューティーパーラー)がフランス1000ギニーことPoule d'Essai des Poulichesを勝利。以後も、毎年のように産駒が日本か欧州のクラシックレースを制してきました。2020年生まれがディープインパクトの遺した最後の世代であり、Auguste Rodinの勝利によって、ディープインパクトは「産駒全世代が日本か欧州のクラシックレース制覇」という記録を達成したことになります。
ディープインパクト産駒、生年別G1覇者の一覧です。赤字が日本or欧州クラシック覇者。 pic.twitter.com/gu9U536qc3
— netkeiba (@netkeiba) June 3, 2023
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