「ユニコーンの飼育ライセンス」を規制当局が少女に与える、「角を月に1度磨くこと」「週に1回スイカを食べさせること」が条件
ユニコーンとは、額に1本の角が生えた馬に似ている伝説上の動物です。そんなユニコーンの「飼育ライセンス」を、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス郡の動物保護管理局が少女に与えました。
California girl licensed to own unicorn -- if she finds one | AP News
https://apnews.com/article/oddities-california-los-angeles-8b6f255888d6ff4977e6f37674925101
今回、ロサンゼルス郡動物保護管理局から「ユニコーンの飼育ライセンス」を与えられたのは、マデリーンさんという女の子です。事の発端は、マデリーンさんが2022年11月14日に動物保護管理局へ宛てて手紙を送ったことでした。
実際にマデリーンさんが書いた手紙が以下。「ロサンゼルス郡の皆さん、ユニコーンを見つけたら裏庭で飼いたいので、皆さんの許可がほしいです。お返事を待ってます」と書かれています。
これを受けて動物管理局は11月30日、「ユニコーンの飼育ライセンス」を与えることをマデリーンさんに通知しました。動物管理局長のマーシャ・マエダ局長のサイン入りライセンスが以下。
通知書類には、「ユニコーンを裏庭で飼う許可を求める手紙を送っていただき、ありがとうございます。ロサンゼルス郡動物管理局が以下の条件であなたにユニコーン飼育ライセンスを与えることをうれしく思っています」と記されています。
ロサンゼルス郡動物管理局はユニコーンの飼育において、「ロサンゼルス郡の条例第10条に規定されているすべての動物飼育に関する規制を順守し、ユニコーンの世話をしなくてはならない」「ユニコーンは定期的に日光・月光・虹を浴びられるようにする」「ユニコーンの大好物であるスイカを少なくとも週に1回は食べさせる」「ユニコーンの角は少なくとも月に1度は柔らかい布で磨き、健康のために手入れしなければならない」「ユニコーンを飾り付けるキラキラしたものは、健康を守るために無毒で生分解性のものでなければならない」という5つの条件を設けています。
マデリーンさんには、「Permanent Unicor Lisence(永久ユニコーンライセンス)」と記されたハート型のタグも送られました。
また、ユニコーンは非常に希少な動物であることから、動物管理局はユニコーンのぬいぐるみもマデリーンさんに贈呈したとのことです。
マエダ局長は、「動物に愛情を注ぐ家庭を提供するための条件を思慮深く考えている若い人の話を聞くと、いつもやりがいを感じます。ロサンゼルス郡でユニコーンを飼うため、事前に許可を得ようとしたマデリーンさんのペット飼育についての責任感を称賛します」と述べました。
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