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20万ある銀河の位置と色がわかるインタラクティブマップ公開


20年以上にわたって集められた情報をもとに、これまで科学者しかアクセスできなかった内容に誰でもアクセスできるように作られたインタラクティブな宇宙の地図を、ジョンズ・ホプキンズ大学が公開しました。

Scroll through the universe with a new interactive map
https://phys.org/news/2022-11-scroll-universe-interactive.html

New Interactive Map Offers Scroll Through Universe - YouTube


マップはコレ。

The Map of the Universe
https://mapoftheuniverse.net/


アクセスしてページを下までスクロールすると、扇形の地図が登場。ここは全体図でインタラクティブに操作することはできません。


地図を操作するには右下の「explore the map」をクリック。


地球がある天の川銀河は画面下方で、画面上方にいくに従って天の川銀河から遠ざかっていきます。天の川銀河に比較的近いところには青くて暗い渦巻銀河があります。


15億光年離れると、渦巻銀河より黄色くて明るく見える楕円銀河が広がります。


40億光年以上離れると、宇宙が膨張して光子が引き伸ばされ、物体はより赤く見えます。渦巻銀河は検出されなくなり、フィラメントもあまり見なくなります。


70億光年ほど離れると地球からはだんだんと見えにくくなっていきますが、青っぽい光のクエーサーはよく見えています。


100億光年を過ぎると、宇宙の膨張によりクエーサーの発する青い光子も引き伸ばされて赤く見えます。さらに遠ざかると、宇宙は水素ガスで満たされ、観測可能な可視光線が妨げられる「暗黒時代」と呼ばれる領域に達します。


上までスクロールしきった137億光年の果てに、ビッグバン直後の閃光があります。この光は宇宙の膨張によって引き伸ばされ、電波として我々のもとにやってくるとのこと。これは「宇宙マイクロ波背景放射」と呼ばれています。

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in レビュー,   ネットサービス, Posted by logc_nt

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