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Twitterが待望の「ツイート編集」機能を有料サブスクリプションユーザー向けに公開へ


Twitterがツイート編集機能のテストを開始したことを発表しました。ツイート編集機能はTwitterの内部開発チームによりテストが実施されている段階で、今後数週間のうちにTwitterの有料サブスクリプションサービスである「Twitter Blue」のユーザーが試用可能となります。

This is a test of Twitter’s new Edit Tweet feature. This is only a test
https://blog.twitter.com/en_us/topics/product/2022/twitter-new-edit-tweet-feature-only-test


if you see an edited Tweet it's because we're testing the edit button

this is happening and you'll be okay

— Twitter (@Twitter)


Twitterの基本は全角140文字の文字数制限の中でツイートを投稿することですが、このツイートを編集することはできませんでした。そのため、Twitterユーザーからは誤字や追加し忘れたタグの追加などのため、「ツイート編集」機能の登場が待ち望まれてきたのですが、このツイート編集機能がついに内部でテストされる段階にまで来たことが明らかになっています。


テスト段階にあるツイート編集機能では、ツイート後30分間のみ数回のツイート編集が可能となります。編集されたツイートは、アイコン・タイムスタンプ・ラベルと共に表示されるため、元ツイートが編集されたものであることが閲覧者側にもわかるようになっています。また、ツイートに紐づけられているラベルをクリックすると、閲覧者はツイートの編集履歴をチェックしたり、編集前のツイートをチェックしたりすることが可能です。

Twitterは「ツイート編集機能では『時間制限』と『編集履歴』が重要な役割を担います。これらが会話の完全性を保護し、発言内容が公にアクセス可能な記録を作成することに役立ちます」と説明しました。

実際に編集したツイートは以下のように表示され、ツイート下部に「Last edited」(最終編集タイミング)と書かれており、編集されたツイートであることがわかるようになっているわけ。


ツイート編集機能は少人数のグループでテスト中で、その理由をTwitterは「ユーザーが機能を誤用する可能性がある方法が含まれます」と記しています。

ツイート編集機能は2022年9月後半にTwitter Blueユーザー向けに拡大される予定。ツイート編集機能はまず1つの国にローカライズされ、その中で人々がどのようにツイートを編集するかを学び、状況を観察しながら他の国へとサービスを拡大していくこととなります。また、ツイート編集機能がユーザーのツイートの閲覧方法、編集の仕方、エンゲージメントにどのように影響するかについても細心の注意を払っていくこととなるそうです。

これに対して、一部の専門家はツイート編集機能は誤報を広めることにつながる可能性があると警告しています。Social Proof Securityのレイチェル・トバクCEOは、「誰かが『この2人の有名人が交際を始めたばかりだ』とつぶやき、これがバズったとして、その15~20分後に仮想通貨詐欺やフィッシング詐欺にかかわるようなリンクを含むツイートに編集するというような事態が起こる可能性があります」と警告。新興テック系企業・Block Partyでオンラインハラスメントの専門家を務めるトレイシー・チョウCEOは、ツイート編集機能にラベルや編集履歴を紐づけることで、ツイートがバズってから悪意を持って編集される可能性を軽減することにつながると指摘。また、有料サービスユーザーだけがまずはツイート編集機能を利用できるという点についても、「まず本当に必要とするユーザーにだけ機能を制限するというのは良いことです」と述べました。

Twitter tests edit button as experts warn it could be misused - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/technology/2022/09/01/twitter-edit-button/


また、The Washington PostがTwitterの広報担当者に確認したところ、ツイート編集機能ではテキストを編集するだけでなく、添付した画像や動画を変更したり、新しく画像・動画を追加したりすることも可能だそうです。

なお、イーロン・マスク氏がTwitter上でツイート編集機能の有無について投票を行ったところ、440万件もの投票が行われ、73.6%が「yes」(ツイート編集機能が欲しい)と回答しました。

Do you want an edit button?

— Elon Musk (@elonmusk)

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in モバイル,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by logu_ii

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