「512台のフロッピーディスクドライブ」で音楽を演奏してみた動画が公開中

フロッピーディスクドライブ(FDD)の懐かしい動作音で派手な行進曲を演奏した動画が、ポーランドのエンジニアでYouTuberのPaweł Zadrożniak氏により公開されました。過去にもFDDでスター・ウォーズのテーマを演奏したZadrożniak氏の最新作では、なんとFDD512台・HDD16台・スキャナー4台で構成された見事なオーケストラが披露されています。
The Floppotron 3.0 » Silent's Homepage
http://silent.org.pl/home/2022/06/13/the-floppotron-3-0/
大量の周辺機器を楽器にした「The Floppotron 3.0」が実際に演奏している様子は、以下から見ることができます。
(2) The Floppotron 3.0 - Computer Hardware Orchestra - YouTube

2011年に公開されたZadrożniak氏の初代The Floppotronは、2台のFDDでインペリアル・マーチ、いわゆるダースベイダーのテーマを演奏するというものでした。

2016年のThe Floppotron 2.0ではFDDが64台になり、さらにHDD8台とスキャナー2台が加わって一気に豪華になりました。

そして、今回Zadrożniak氏が発表するのがこのThe Floppotron 3.0です。

スイッチを入れて起動。

演奏する曲が読み込まれます。演目は「剣闘士の入場」とのこと。

演奏が始まると各機器が一斉に動作を始めて、モーターの駆動音がまるで音楽のように聞こえます。

The Floppotron 3.0の主役は、512台のFDDです。高く積まれたFDDのランプが曲に合わせて点滅する様子は、オーディオスペクトラムのようです。

他には、フラットベッドスキャナー4台と……

16台のHDDが使われています。

各機器の制御には、MIDIデータをRS-485に変換するゲートウェイ装置が使われています。

電力は、5V/18Aの電源装置16台と12V/8Aの電源装置3台により供給されています。

ロマンあふれる緊急停止ボタンも。

FDDの裏側はこんな感じ。

将来的には、プリンターや照明などの新しい機器を追加して、さらにオーケストラを豪華にする予定とのことです。

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in ハードウェア, 動画, アート, Posted by log1l_ks
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