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【訃報】「カムイ伝」「サスケ」の漫画家・白土三平さん死去


少年忍者サスケの活躍を描く「サスケ」などの作品で知られる漫画家の白土三平さんが、誤嚥性肺炎のため、2021年10月8日(金)に亡くなっていたことが発表されました。89歳でした。

また、白土さんの弟で「カムイ伝」などで作画を担当した岡本鉄二さんも間質性肺炎のため、2021年10月12日(火)に亡くなったことがわかりました。88歳でした。

【訃報】白土三平氏 岡本鉄二氏 ご逝去 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
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白土さんは1932年(昭和7年)、画家・岡本唐貴の長男として東京府豊多摩郡(現在の東京都杉並区)に誕生。

紙芝居制作や機関紙掲載の4コマ漫画執筆を経て、少女漫画家・牧かずまのアシスタントになり、1957年にデビュー。1959年から手がけた「忍者武芸帳 影丸伝」は1962年まで全17巻が刊行される長編となりました。

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1961年から1966年にかけては「サスケ」を連載。同時期に「シートン動物記」も連載しており、この2作品で第4回講談社児童まんが賞を受賞しています。

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「サスケ」は1968年にアニメ化されていて、オープニングでの「光あるところに影がある まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった」という口上が有名。

1964年からは「月刊漫画ガロ」で「カムイ伝」の連載をスタート。白土さんは本作制作のため「赤目プロ」を設立。前半は「子連れ狼」漫画版の執筆で知られる小島剛夕氏がアシスタントとして関わり、後半は白土さんの弟・岡本鉄二さんが参加しました。

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「カムイ伝」は第一部が1971年まで連載されたのち、1988年から掲載誌をビッグコミックに移して第二部がスタート。第二部は開始時から作画を岡本さんが担当し、2000年まで連載されました。

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また、「カムイ伝」第一部と第二部の間に位置するスピンオフ的作品として「カムイ外伝」があります。「カムイ外伝 第一部」は1965年~1967年に少年サンデーに連載、「カムイ外伝 第二部」は1982年~1987年にビッグコミックに連載されました。さらに、2009年には全3話の「カムイ外伝-再会-」がビッグコミックに掲載されています。

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「カムイ外伝」は「忍風カムイ外伝」のタイトルで1969年にアニメ化されています。放送はフジテレビの日曜日18時30分からで、本作終了後に始まったのが「サザエさん」です。

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また、2009年には監督・崔洋一、主演・松山ケンイチで実写映画化もされています。

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白土さんは晩年、「カムイ伝」の第三部を構想していました。

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in マンガ, Posted by logc_nt

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