あらゆる場所をディスプレイにする未来のPC「電球型コンピューター」のビジョン

Appleで8年間プロトタイプ開発者・デザイナーとして勤務した経験を持つソフトウェア&インターフェースデザイナーであるギヨーム・アルドー氏が、プロジェクターとコンピュータービジョンを組み合わせた未来のPC「電球型コンピューター」を提案し、ビジュアルイメージを公開しています。
The Lightbulb Computer: Reimagining Spatial & Ambient Computing with Projectors
https://lightbulbcomputer.com/#about-author
The Lightbulb Computer: Reimagining Spatial & Ambient Computing - YouTube

近年、スマートグラスやヘッドセットといった革新的なデバイスが登場していますが、アルドー氏は「人間とコンピューターの相互作用の未来像に関する現代のビジョンは、制約が多く社会的に不自然なデバイスに過度に焦点を当てている」と指摘しています。その代替的な方向性としてアルドー氏が提案するのが、現代のプロジェクター技術とコンピュータービジョンの進歩を利用して、日常空間における環境コンピューティングと空間情報表示を融合させる「電球型コンピューター」です。
電球型コンピューターはその名の通り、大きな電球の形をしたデバイスです。

以下のように、ポータブルランプのような台座に取り付けることでどこでも設置できたり、ソケットに固定することで壁や天井に取り付けたりすることもできます。

デモでは、キッチンで「Hey Lightbulb」と話しかけることで、電球型コンピューターが壁に映像を投射。レシピを表示させています。

また、読書中に話しかけることで、質問への回答をデスクに表示させています。

旅行の計画を話し合うような際には、デスクに大きくマップを表示させることで、スマートフォンをのぞき込むよりも大きい画面で確認できます。ディスプレイはスマートフォンなどと同じように、タッチしたりスクロールしたりすることが可能。

スマートフォンと連携させて、写真を投影したりゲームをしたりといったイメージも提案されています。

さらに、スマートホームデバイスの操作にも役立てることができます。電球型コンピューターはディスプレイだけではなく視覚モデルも備えているため、指を指して「アレの電源つけて」と指示するだけでデバイス名を指定しなくても操作ができます。

最新の視覚モデルはミリ秒単位で周囲の情報を読み取ることができるため、大量の本が雑多に詰め込まれた本棚から、探したい本を尋ねることで、目的の本を探し出して光らせることも可能です。

なお、電球型コンピューターは一般消費者向けの小型デバイスとして開発できるほどの技術はまだ整っておらず、あくまでビジョンの提案にすぎません。ただし、アルドー氏が示したビジュアルはすべて大型のプロトタイプ機器が用いられたものの、動画編集や特殊効果、AIによる生成は一切行っていないとのことです。
・関連記事
14年前に「汎用性の高いデバイスが主流になる」と予測した科学者が根拠にしていたものとは? - GIGAZINE
キーボードやマウスを超える新たなモバイル・ウェアラブル用「手のひら装着型入力デバイス」開発進行中 - GIGAZINE
Appleは約15万円の「iPadにロボットの手足が生えた卓上家庭用ロボット」の開発を優先しており2026~2027年の発売を目指しているとの報道 - GIGAZINE
AIツールの開発者が厳選した「存在してほしいAIツール28選」 - GIGAZINE
「小型AIモデル」が世界中の人々を救う可能性を秘めている理由とは? - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 動画, ハードウェア, Posted by log1e_dh
You can read the machine translated English article A vision for a future PC that turns any ….







