果物や野菜で最も食物繊維が豊富なのは可食部ではなく「通常は捨てられてしまう部分」だとの研究結果

食物繊維は人間の消化酵素で分解されない食品成分であり、さまざまな健康効果をもたらします。野菜や果物には食物繊維が多く含まれていますが、新たな研究では、野菜や果物の食物繊維は可食部よりも「一般的には捨てられてしまう部分」に豊富なことが明らかになりました。
Full article: The dietary fibre content of fruit and vegetable kitchen preparation waste and UK consumers’ dietary fibre-related attitudes regarding its consumption
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09637486.2026.2734852
Eating 'root-to-tip' could help your health and the planet | King's College London
https://www.kcl.ac.uk/news/eating-root-to-tip-could-help-your-health-and-the-planet
You Might Be Throwing Out The Healthiest Parts of Fruit And Vegetables, Study Shows : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/you-might-be-throwing-out-the-healthiest-parts-of-fruit-and-vegetables-study-shows
食物繊維には血糖値やコレステロール値の調整、高血圧・肥満・糖尿病などの生活習慣病の予防、腸内環境の改善といったメリットがあります。食物繊維が豊富な食事は心血管疾患や特定のがん、早期死亡リスクの低下と関連付けられており、食物繊維をしっかり摂取することは健康的な食生活において重要です。
ところが、ほとんどの人は推奨されている食物繊維の摂取量に達していません。たとえばイギリスでは、成人は1日あたり30gの食物繊維を摂取することが推奨されていますが、これを満たしているのは人口のわずか4%ほどだとのこと。なお、日本人の食事摂取基準(2025年版)では18~74歳の成人に対し、1日18~22gの食物繊維を摂取することが推奨されています。
そこで、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンの栄養学准教授であるレイチェル・ギブソン氏らの研究チームは、野菜や果物の可食部に含まれる食物繊維量と、「通常は廃棄されてしまう部分に含まれる食物繊維量」について調査しました。

研究対象となったのはビーツ(テーブルビート)・ピーマン・ブロッコリー・バターナッツスクワッシュ(カボチャの一種)・カリフラワー・セルリアック・カーリーケール(ケールの一種)・ウイキョウ(フェンネル)・キウイ・リーキ(セイヨウネギ)・パイナップル・スイカの12種類です。研究チームはこれらの野菜や果物について、一般的に食べられている可食部に含まれる食物繊維量と、通常は捨てられる皮・種・茎などの食物繊維量を調査しました。
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