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Epic GamesとGoogleが1200億円規模の秘密契約を「フォートナイト」やUnreal Engineに関して結んでいたと判明

by Sergiy Galyonkin

Epic GamesとGoogleが、Unreal Engineや人気ゲーム「フォートナイト」を軸にした総額8億ドル(約1270億円)規模の契約を非公開で結んでいたことが、両社の独占禁止法訴訟の和解審理の中で判明したと報じられています。裁判所は、この契約が和解交渉や求めてきた是正措置に影響し得るとして、契約の性格や位置づけを確認しました。

Tim Sweeney says it’s not quid pro quo because he’s paying off Google with his secret deal. | The Verge
https://www.theverge.com/policy/866161/tim-sweeney-says-its-not-quid-pro-quo-because-hes-paying-off-google-with-his-secret-deal

Epic and Google have a secret $800 million Unreal Engine and services deal | The Verge
https://www.theverge.com/policy/866140/epic-google-fortnite-android-unreal-deal-antitrust-settlement

Unreal Engineや「フォートナイト」を開発するEpic Gamesは、アプリストアを経由しない独自の決済方式を導入した結果Googleに規約違反としてアプリを削除されたことで、Googleを反競争的として訴えました。2020年から約5年続いたこの訴訟は、Epic GamesとGoogleが和解に合意して決着を迎えました。

Epic GamesとGoogleのアプリストアを巡る訴訟が和解、取引の種類に応じて標準手数料を20%または9%に引き下げることにGoogleが同意 - GIGAZINE


この和解審理で問題になったのは、Epic GamesとGoogleが長期化してきた対立の決着を探る一方で、Unreal Engineや「フォートナイト」、Androidに関わる提携を水面下で進めていた点です。カリフォルニア北部地区連邦地裁のジェームズ・ドナト判事は、両社の新しい取り決めが共同の製品開発、共同のマーケティングコミットメント、共同のパートナーシップを含むと述べ、和解の前提を左右しないかを問いただしました。


ドナト判事は、契約の具体的な内容を大部分が非公開のままにしつつも、証人尋問を通じて概要を引き出したとのこと。判事の指摘によれば、「Epic GamesがAndroidのマーケティングを助け、Googleが『フォートナイト』のマーケティングを助けるような関係が新たに生まれ得る」とのことで、これは審理時点で新しい取引であるという認識が示されています。


契約の規模について、ドナト判事が「6年間で8億ドルの支出」があると法廷で言及。Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOは証言の中で、守秘義務に触れかねないとして言葉を濁しつつも、この合意が「メタバース」に関係すると述べました。また、スウィーニーCEOは非公開の資料に言及しながら、「この取引は和解の見返りのような不当なものではない」と主張したとのこと。スウィーニーCEOは、Epic GamesがGoogleから何らかのサービスを市場価格で購入する形で、EpicからGoogleへ価値が移転するのだと説明しています。

テクノロジー系メディアのThe Vergeは、「この『メタバース』はスウィーニーCEOが『フォートナイト』を指す際に使ってきた表現だ」と述べ、GoogleがUnreal Engineをより本格的に利用できるようにする話が含まれる可能性を示唆しました。

共同開発の有無を巡っては、ドナト判事が文書中の「GoogleとEpic Gamesが一緒に取り組む」と読める記述を指摘したのに対し、スウィーニーCEOは共同の製品開発という言い方を正面から認めず、両社がそれぞれ別個にプロダクトラインを構築するのだという趣旨で反論しています。このことから、裁判所側が捉える契約の外形と、当事者側が説明する位置づけの間に温度差が残っていることもうかがえるとThe Vergeは論じました。

なお、スウィーニーCEOはX(旧Twitter)で、「Epic GamesとGoogleの和解公聴会からスキャンダラスな詳細です!」と述べ、The Vergeの記事を紹介しました。

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in メモ,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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