AIが「スター・ウォーズ」や「ゴーストバスターズ」を解釈して絵画にまとめるとこうなる
人工知能(AI)技術の進歩によって、AIは膨大なデータから計算を行うだけではなく、作曲をしたり文章を生成したりと、人間のように創作活動ができるようになりました。そんなAIの捜索活動の一端を見ることができる「AI movie posters」は、一連の文章の内容から画像を生成できるモデル「VQGAN+CLIP」が映画の簡単な説明文から生成した絵画を展示しているサイトです。
AI movie posters
https://noahveltman.com/aimovies/
以下の絵画はすべてVQGAN+CLIPが生成したもの。どの絵画もかなり独特の色使いとタッチで描かれていますが、よく見ると映画で印象的なシーンやアイテムが描かれているのがわかります。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を描いた作品。不気味に光る虹色やところどころ不自然に渦巻いている様子など、AI独特のタッチがはっきり表われていますが、時計塔や稲妻、大時計など象徴的なアイコンがしっかりと描かれているのがわかります。
「スター・ウォーズ」を描いた1枚。いわれてみると、白い人影はストームトルーパーのように見えます。
薄暗い草原にたくさんの白い服を着た人、そして人の体のようなもので作り上げられたリースなど、まさに祝祭の様子を不気味に描きあげた作品で、ところどころにあしらわれた赤色が象徴的です。これは「ミッドサマー」がテーマ。
「ゴーストバスターズ」を描いた絵がコレ。幽霊は半透明の白いシルエットで、背景に描かれているのは図書館っぽく見えます。
これまでのやや不気味な絵柄とはうってかわって、かわいらしいタッチで十字軍の衣装を着るウサギのイラストが描かれているこの作品は、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を描いたもの。
爆発する高層ビルとクリスマスといえば、「ダイ・ハード」です。紅白のサンタっぽい服を着ている人物は、目出し帽を被ったテロリストっぽく見えます。
嵐で荒れる海、砂浜、そしてバレーボールのような物体が描かれています。これは「キャスト・アウェイ」がテーマ。
荒廃した土地を、奇妙な形をした車が銃を掲げて炎を上げながら爆走する様子を描いた作品は、AIなりに「マッドマックス 怒りのデス ロード」を解釈した結果でした。
他にも多くの作品が展示されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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