「VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITION」徹底ベンチマークレビュー、ゲームも動画編集も画像生成AIも実行可能な高性能PC

VAIOシリーズとして初めてのCopilot+ PC、14インチノートPC「VAIO SX14-R」が2026年4月23日に発表されました。通常モデルより高性能なCPUを搭載した特別モデルである「VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITION」を借りることができたので、ベンチマークテストを実行したり高負荷時の騒音量&温度を測定したりしてみました。
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https://vaio.com/
VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONは外装やキーボードが真っ黒な特別モデルです。今回借りたモデルのスペックは以下の通り。
| モデル | VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITION |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| プロセッサー | インテル® Core™ Ultra X7 プロセッサー 358H |
| ストレージ | 2TBのPCIe Gen5 SSD |
| RAM | 64GB |
外観や搭載ポートは以下の記事に詳しくまとめています。
漆黒の14インチPC「VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITION」外観レビュー - GIGAZINE

ベンチマークテストを実行する前にWindowsの設定で電源モードを「最適なパフォーマンス」に変更。

「VAIOの設定」という設定アプリでも動作モードをカスタムできるので「パフォーマンス優先」にしておきます。これで最高性能を引き出せるようになりました。

まずはストレージ速度測定アプリの「CrystalDiskMark」を実行。シーケンシャル読み込み速度は14225.14MB/s、シーケンシャル書き込み速度は13491.00MB/s、ランダム読み込み速度は930.71MB/s、ランダム書き込み速度は789.83MB/sでした。かなり高速です。

定番ベンチマークアプリの「Geekbench 6」でCPU性能をテストした結果が以下。シングルコアスコアは2837、マルチコアスコアは16292でした。

GPUでの計算処理性能テストも実行。OpenCLのスコアは55532です。

Vulkanでは58786でした。

インテル® Core™ Ultra X7 プロセッサー 358Hは「Intel® Arc™ B390 GPU」という高性能なGPUを内蔵しています。「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」で「1920×1080 高品質(ノートPC)」という設定でテストを実行した結果、スコアは10489でした。

「1920×1080 最高品質」でのスコアは7882。内蔵GPUとしては非常に高い性能を備えており、大作ゲームもプレイ可能です。

ベンチマークアプリ「PassMark PerformanceTest」を実行してVAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONの性能を過去モデルの「VAIO SX14-R(2024年モデル)」およびコンパクトモバイルモデルの「VAIO SX14(2025年モデル)」と比較してみました。総合スコアは10320で、過去モデルの約2倍のスコアを記録しています。

CPUスコアは36571。

2Dグラフィックスコアは816。

3Dグラフィックスコアは9540。インテル® Core™ Ultra X7 プロセッサー 358Hの性能の高さが際立っています。

メモリスコアは3718。

ストレージスコアは98652。全体的に過去モデルやコンパクトモバイルモデルと比べてはるかに高い性能を備えていることが分かります。

ベンチマークテストだけでなく実際のタスクでの性能を検証するために4K動画のエンコード速度を測定してみます。元データとしてBlenderが無料公開しているショートムービー「Tears of Steel」の4K動画ファイルを使用。ファイルサイズは6.27GB、動画の長さは12分14秒、フレームレートは24fpsです。動画編集アプリの「DaVinci Resolve 20」で読み込んだところ、シーク操作などを引っかかりなくスムーズに実行できました。

ハードウェアエンコードを有効にしてH.265で3840×2160ピクセルにエンコードします。

3分ちょうどでエンコードが完了しました。4K動画のエンコードをサクサク実行できるのでクリエイティブタスクでも十分なパフォーマンスを発揮できます。

高性能なGPUの実力を検証するために、インテル製AI実行アプリの「AI Playground」で画像生成AIを実行してみます。

AIモデルは「Z-Image-Turbo」を使用。1248×1248ピクセルの画像を9ステップで生成してみます。

生成時間は初回が1分15秒で、2回目が58秒でした。専用GPUを搭載するマシンと比べると遅いですが、内蔵GPU搭載ノートPCとしては非常に高速です。高速なSSDを搭載しているため、「AIモデルのロード」という処理を含む初回生成もスムーズに実行できます。

今回借りたVAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONには通常のバッテリーと大容量バッテリーのいずれかを搭載可能。今回は大容量バッテリーを搭載したモデルを借りたので、バッテリーがどれくらいもつのかを検証してみます。電源モードは「バランス」に設定し、バッテリー残量30%で省エネ機能が有効になるように設定。

VAIOの設定でもバッテリー駆動時の動作モードを「標準」に設定します。

電源コードを抜いて、YouTubeの動画を全画面再生してバッテリーが切れるまで放置。明るさは最大に設定し、インターネットにはWi-Fiで接続しています。

動画再生開始から15時間12分でバッテリー残量が30%になって省エネ機能が有効化されました。

そして動画再生開始から16時間6分でバッテリーが切れて画面が消灯しました。

バッテリー残量を1分ごとに記録してグラフ化したものが以下。YouTube動画を16時間以上再生できたので、日常業務でもバッテリー駆動で長時間活躍できます。

バッテリー切れになったVAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONを付属の電源アダプターで充電します。

電源アダプターの最大出力は65Wです。

バッテリー残量2%から100%までの推移を1分ごとに記録した結果が以下。30分で38%、60分で69%まで充電でき、100%までにかかった時間は2時間23分でした。

高負荷時の騒音量も測定します。ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークを15分間ループ実行して、本体から50cm離れた位置でデジタル騒音計「GainExpress SLM-441」で音量を測定。

騒音量は46デシベル前後でした。エアコンや換気扇のファン音より大きな音が鳴ります。

高負荷時の各部の温度を「HIKMICRO Mini2Plus V2」で測定。キーボードは37.0度で、ほとんど熱さは感じません。

排気孔は50.2度。

電源アダプターは45.8度でした。

VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONの性能を徹底検証した結果、CPUもGPUも高性能で、クリエイティブタスクにも十分に対応できる文句なしの高スペックPCであることが分かりました。VAIO SX14-R │ ALL BLACK EDITIONの発売日は2026年5月22日で、予約受付は2026年4月23日に始まっています。公式オンラインストアでの最小構成価格は税込30万8000円です。
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