試食

「専門家が選んだお店のカレー」をレトルトで再現したという「JAPAN MENU AWARD」は一体どんな味なのか実際に食べてみた


国内・海外と3000軒以上のカレー店を渡り歩くカレー細胞氏と、カレー中心に10年食べ歩きを続けるさいちゃん氏、そして名古屋のグルメ情報を発信する「ナゴレコ」ライターのしのちゃん氏という3人の審査員によって全国のカレー屋から選ばれた「至極の一皿」をレトルトで再現した「JAPAN MENU AWARD」が2021年8月9日(月)からハウス食品に登場しています。「専門家が選んだお店のカレー」をテーマにして生まれた「完熟トマトのバターチキンカレー」「欧風ビーフカレー」「タイ風グリーンカレー」が一体どんな味なのか、実際に食べてみました。

JAPAN MENU AWARD|ブランドサイト|ハウス食品
https://housefoods.jp/data/retortcurry/jma/

国内トップクラスの食通審査員が選んだ“名店カレーの味わい”をレトルトで再現「JAPAN MENU AWARD」 新発売 ~ グルメコミュニティサービス「SARAH」と初の製品開発 ~
(PDFファイル)https://housefoods.jp/company/news/pdf/release_20210720_japan_menu_award_v2.pdf

ハウス食品の「JAPAN MENU AWARD」シリーズはグルメコミュニティサービス「SARAH」が主催する同名のグルメアワードをレトルトで再現したもの。左から完熟トマトのバターチキンカレー、欧風ビーフカレー、タイ風グリーンカレーとなっています。


裏面にはそれぞれのお店で提供されるカレーの写真がありました。


どれから食べようか……と悩んだ末、まずは最も親しみやすそうな欧風ビーフカレーから食べてみることにします。欧風ビーフカレーは昭和55年創業の「伽麗伊屋」のビーフカレーを再現した品。伽麗伊屋のビーフカレーは長時間煮込み、三日三晩冷蔵庫の中で熟成させているそうです。


原材料名を見てみると、牛乳に次いでバナナピューレ・ソテーオニオン・りんごペーストが続くという、果物がガッツリ使われているカレーのようです。醤油やコーヒーなど、レトルトカレーの原材料名ではあまり見ない材料も並んでいます。


カレーはお湯で温める方法のほか、そのまま電子レンジにかけるという方法でもOK。


開封してみたところ、蒸気口のついたパックが入っていました。


紙箱のふたを180度折り返し、中に蒸気口が上になる形でパックを収めて、600Wの電子レンジで1分20秒加熱。


加熱終了後、ご飯と共にお皿に盛り付けてみました。


目で確認できる具材は牛肉のみで、後はルウに溶け込んでいます。


食べてすぐは甘口の欧風カレーという印象なのですが、後からスパイスによるじわっとしたしびれや苦みが広がります。基本的には一般的な欧風カレーの延長線上にある味なのですが、スパイスの刺激の強さと、ほんのり感じられるバナナの風味が独特です。甘みとスパイスの深さが相まって、確かに「本格的」と形容したくなるものがありました。


完熟トマトのバターチキンカレーは「Spice Bazaarアチャカナ」の日替わりランチカレーの1種であるバターチキンカレーを再現した品。「人気だがなかなか出会えないカレー」とのこと。


原材料名を見てみると鶏肉・砂糖・生クリーム・トマトペースト・ヨーグルト・ガーリックペースト・バター・みそ・焙煎フェヌグリークなど。


これも先ほどと同様に電子レンジで加熱してお皿に盛ってみるとこんな感じ。


完熟トマトのバターチキンカレーは今回食べた3つのカレーの中では最も甘口でしたが、トマトの甘酸っぱさの中に原材料名にあった「焙煎フェヌグリーク」の強い香りが感じられます。市販のバターチキンカレーはバター風味を強く出したこってりしたものが多い中で、完熟トマトのバターチキンカレーはトマトのうまみ、バターのコク、強めのスパイス感などバランスが秀逸。王道の「バターチキンカレー」とは少し違う、ひねりのきいたスパイス感で、レトルトにはなかなかない味わいでした。まろやかな口当たりなので「辛いだけじゃないスパイス感」を求めている人にオススメ。


タイ風グリーンカレーはタイ国政府商務省認定のタイ料理レストラン「マイペンライ」の味を再現しています。


原材料名を見たところ、鶏肉・マッシュルーム・素揚げなす・ココナッツミルクパウダー・青唐がらしペースト・アーモンドパウダー・焙煎唐がらしなど、かなりいろいろ入っています。


これも電子レンジで加熱して盛り付けてみました。鶏肉・マッシュルーム・素揚げなすなどが確認できます。


3種の中で最も辛かったのがこのグリーンカレー。一口目から鼻の頭にじわっと汗がにじむ辛さです。ただ、これもただ辛いだけではなく甘さ・ココナッツミルクのまろやかさ、ハーブの香りが複雑に辛みあっていて、特にレモングラスやこぶみかんといったハーブの香りは食べてからしばらくしても口の中に残り続けるほどに強烈でした。一方で、ナンプラーの香りは控えめで、「日本人が食べやすい味」というコメントも。一方で「市販のタイカレーはココナッツミルクで『グリーンカレーっぽさ』を出しているものもあるけれど、かなりスパイスとハーブが強くて、高級なグリーンカレーという感じ」というコメントもありました。


なお、JAPAN MENU AWARDは2021年8月9日からの発売で、税込参考小売価格は314円となっています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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