ロボットアームでボールを延々受け渡しする産業用ロボット感あふれる「レゴの玉運び装置:5つのリング」
世界で大人気のブロック玩具「レゴ」にはさまざまな愛好家が存在し、中にはボールを延々運び続けるレゴブロック製の巨大装置「Great Ball Contraption(GBC)」というジャンルが存在します。GBCに関するモジュールや選別機、ロボットアームなどを創作するAkiyuki氏が作成した「レゴの玉運び装置:5つのリング」は、円形リングに接続されたロボットアームがボールを延々運び続けるという産業用ロボットのようなレゴブロック製装置です。
Akiyuki氏の「5つのリング」は、その名の通り5つのリング状のレゴで構成されています。個別のリングはこんな感じ。
1段目と土台となるボールの供給機構を接続。
各リングは土台側に対して角度が付いており、各アームは供給機構から渡されたボールを回収して……
アームが最高点に達したタイミングでボールが落っこちるという仕組み。
モーターを接続して全自動駆動も可能。
ムービーでは続いて2段目リングを接続。2段目リングは、1段目と互い違いになるように角度が付いている点が特徴。
1段目リングのアームが最高点に達する瞬間に対応する2段目リングのアームが最低点に達するという仕組みによって、ボールの受け渡しを実現しています。
受け皿の形は何度も改良を重ねて現状の形になっているとのこと。
というわけで、後は同様に5段目までリングを接続。リングはモジュール構造になっているため、5段以上に増やすことも可能とのこと。
最上段まで運んだボールを回収するレールを取り付けて……
レールで回収したボールを初期地点に戻すスパイラルモジュールを取り付けて……
完成。
5つのリングのアームが次から次へとボールを運び、回収されたボールも元の地点に戻ってくるため、電力が供給される限り延々とボールが運ばれ続けるという無限ループ。
玉こぼしは1時間に4個くらいとのこと。
緻密に組み合わせられた各パーツが動き続ける様子は、無心で見続けられる光景です。
また、ムービー後半では土台部分にターンテーブルを接続して、機構全体がウネウネと動き続けるモードの様子も収録されています。
以上の「レゴの玉運び装置:5つのリング」はAkiyuki氏の公式ページでインストラクション・パーツリスト・CADデータのセットが1100円で購入可能です。
GBC module: Five Tilted Rings | Akiyuki.jp
https://akiyuki.jp/works/1967
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