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Signalが検閲国でもサービスを利用可能にする「プロキシ構築方法」を公開


非常に高い秘匿性で知られるメッセンジャーアプリ「Signal」が、検閲によりSignalの利用が制限されている国でもサービスを利用可能にするプロキシ構築方法を公開しました。無料のサービスだけで簡単に構築することができるので、実際に構築してみました。

Signal >> Blog >> Help users in Iran reconnect to Signal
https://signal.org/blog/help-iran-reconnect/

Signalはその秘匿性の高さから、一部の国では検閲により利用不可能となっていた過去があります。イラン政府は記事作成時点でもSignalを検閲しており、今回構築するプロキシはその検閲を回避することができます。

Ever since Signal simultaneously hit #1 on the ???????? Play Store and #1 on the ???????? government's block list, we've been working around ???????? censorship.

Unable to stop registration, the IR censors are now dropping all Signal traffic.

Iranian people deserve privacy. We haven't given up.

— Signal (@signalapp)


Signalのプロキシ構築に必要なものは以下となっています。

・80番と443番ポートを利用可能なサーバー
・サーバーのIPアドレスに紐付くドメイン

今回は費用ゼロでプロキシを構築するため、サーバーとしてGCPの「f1.micro」インスタンスを利用し、Freenomでドメインを取得しました。

まずはサーバーにログインし、DockerとDocker Compose、Gitをインストール。

sudo apt update && sudo apt install docker docker-compose git


大量のパッケージがインストールされます。


インストールが完了したら、SignalのGitHubリポジトリからプロキシ構築に必要なファイル群をダウンロードします。

git clone https://github.com/signalapp/Signal-TLS-Proxy.git


ダウンロードが完了したら、リポジトリのディレクトリに移動。

cd Signal-TLS-Proxy


スクリプトを実行し、Let’s Encryptを使ってTLSの証明書を取得します。

sudo ./init-certificate.sh


実行時、ドメインの入力を促されるので、準備しておいたドメインを入力。


最後にdocker-composeコマンドでコンテナを起動すれば、プロキシの構築は完了です。

sudo docker-compose up --detach


続いてSignalを利用するAndroidのブラウザから「https://signal.tube/#設定したドメイン名」にアクセスします。記事作成時点では、Androidのベータ版アプリのみ対応となっていますが、数日後には正式版にも対応するとのこと。

アクセスすると以下のようなページが表示されるので「Configure Signal Proxy」をタップ。Signalアプリが自動で起動します。


起動したアプリ上で「プロクシを使用する」をタップすれば、プロキシの設定は完了。検閲を回避してSignalを利用することができます。


プロキシ設定が完了すると、アプリ右上に緑色のアイコンが表示されます。


アイコンをタップすると、プロキシのドメインを確認することができます。

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in レビュー,   ソフトウェア,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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