無料&商用利用も可能なテキストとデータ曲線を融合できる不思議なフォント「Datalegreya」
オープンソースのAlegreya Sansというフォントをベースにデザインされた、テキストとデータ曲線を織り交ぜることができるタイプフェイス(書体)が「Datalegreya」です。ベースとなったAlegreya Sansと同じSIL Open Font Licenseのもと配布されており、無料でダウンロード可能で商用利用もできるということで、実際にどんなフォントになっているのか確かめてみました。
Datalegreya
http://www.datalegreya.com/
書体をダウンロードするにはページ下部にある「Datalegreya OpenType [.otf, zipped, 658 Ko]」をクリック。
ZIPファイルがダウンロードできるので、これをExplzhなどを用いて解凍します。
解凍したフォルダの中には3つのOpenTypeフォントが格納されているので、まとめて選択して右クリックから「インストール」を選択。
実際に使ってみるとこんな感じ。Datalegreyaは大文字で入力しても小文字で入力しても、大文字のアルファベットが表示されるのですが、同じフォントサイズでも大文字で入力するとフォントがひとまわり大きくなります。
Datalegreyaの特徴は何と言っても文字と合わせて数字を設定することで、フォントの背後に折れ線グラフを表現できるという点。アルファベットと数字を「|」で組み合わせることができるので、例えば「g|3i|1g|3a|0z|2i|1n|2e|0」と入力すると以下のような「『GIGAZINE』と折れ線グラフが合体した不思議な文字」を表現可能。なお、使用することができる数字は「0~3」のみで、前後の数字の変化が折れ線として表現されるわけです。
以下の事例を見ると、アルファベットと線が重なる際には、文字の可読性が損なわれないように工夫が施されていることがわかります。
「Datalegreya」は書体なので、「Thin」「Gradient」「Dot」という3つのフォントがセットになっています。以下の画像は、上から順に「Thin」「Gradient」「Dot」のフォントで「g|3i|1g|3a|0z|2i|1n|2e|0」を表示したもの。「Gradient」と「Dot」は違いがわかりづらいですが、「Gradient」の方は下方向にいくにつれドットのサイズが小さくなっているのに対して、「Dot」は均一なサイズのドットが並んでいます。
他にも{small}や{great}、[++]などを使用することで、よりグラフ感を増すことが可能です。
なお、「Datalegreya」はSIL Open Font Licenseのもと無料で配布されています。
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