アメリカで一番農地を持っているのは「ビル・ゲイツ」
by OnInnovation
長らく「世界一の大富豪」として知られてきたビル・ゲイツ氏と妻のメリンダ氏が、「アメリカ最大の個人農地所有者」となっていることがわかりました。両氏が所有している農地の総面積はおよそ24万2000エーカー(約980平方キロメートル)で、東京23区の1.5倍以上の広さです。
The Land Report Winter 2020 | The Land Report
https://landreport.com/2021/01/the-land-report-winter-2020/
Bill Gates: America's Top Farmland Owner | The Land Report
https://landreport.com/2021/01/bill-gates-americas-top-farmland-owner/
Bill Gates Becomes Biggest U.S. Farmland Owner, Has Extensive Arkansas Land Holdings - AMP
https://armoneyandpolitics.com/bill-gates-becomes-biggest-u-s-farmland-owner-has-extensive-arkansas-land-holdings/
ゲイツ氏がアメリカ最大の個人農地所有者になったと報告したのは、アメリカの土地専門誌のThe Land Reportです。The Land Reportの調査によると、ゲイツ氏はアメリカ国内の広範な地域に土地を所有しています。ゲイツ氏が所有する土地の面積をアメリカの地図上に記した図が以下。特にルイジアナ州、アーカンソー州、アリゾナ州、ネブラスカ州、イリノイ州に広大な土地を所有していることがわかります。ゲイツ氏が所有している土地は農地が主ですが、農地以外にも移行地を2万5750エーカー(約104平方キロメートル)、保養地を1234エーカー(約5平方キロメートル)有しています。
ゲイツ氏は2020年の農地の所有面積ランキングで首位に立っており、ノースダコタ州ファーゴでジャガイモ農場を運営するOffutt家とフィジーウォーターなどを製造・販売するThe Wonderful Companyの創業者であるResnick夫妻が19万エーカー(約770平方キロメートル)で同着2位。ただし、このランキングは「個人所有者」に限るもので、企業も含めるとゲイツ氏は49位とのこと。
なお、農地ではなく「土地」の個人所有者ランキングでは、全米最大のケーブルテレビであるテレコミュニケーションズの元社長兼CEOで、2021年時点ではリバティメディアの会長であるジョン・マローン氏が首位。マローン氏が所有する土地の総面積は220万エーカー(約8900平方キロメートル)で、これは東京都の4倍以上の広さです。
ゲイツ氏の所有する農地面積が注目を浴びなかったのは、ゲイツ氏の農地取引があまり公表されなかったためとのこと。The Land Reportはゲイツ氏がアメリカ最大の個人農地所有者となったことを記念して、2020年冬季号の表紙にゲイツ氏を選出しています。
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