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Xが暗号化メッセージングサービス「Signal」へのリンクをブロックしているという報告


Xで、暗号化メッセージングサービス「Signal」が用いるドメイン「signal.me」へのリンクが禁止され、該当するURLを投稿することができなくなっていると、ジャーナリストのマット・バインダー氏が報じています。

Elon Musk’s X blocks links to Signal, the encrypted messaging service
https://www.disruptionist.com/p/elon-musks-x-blocks-links-to-signal


X is blocking links to Signal, a secure messaging platform used by federal workers | TechCrunch
https://techcrunch.com/2025/02/17/x-is-blocking-links-to-signal-a-secure-messaging-platform-used-by-federal-workers/


X is blocking links to Signal | The Verge
https://www.theverge.com/news/613997/x-blocks-signal-me-links-errors

バインダー氏によると、該当するURLを投稿しようとするとこのように「当該リンクはXおよびパートナーにより潜在的に有害であると識別されているため、投稿することができません」というエラーメッセージが表示されるとのこと。


同様に、DMも「メッセージが送れませんでした」として失敗。


「自動投稿の可能性があります」とブロックされる例も。


プロフィールのページでも「マルウェアだと考えられる」として、Singalへのリンクは追加不可能になっているとのこと。


さらに、すでに投稿されたSignalへのリンクについても、アクセスしようとすると「このリンクは安全ではない恐れがあります」という警告が表示されて元のページへ戻るように促され、警告の下に小さく書かれたリンクからでなければアクセスできないようになっていると、バインダー氏は報告しています。


Signalへのリンクがいつからブロックされるようになったのかははっきりしていませんが、以前は普通にリンクを投稿したり、プロフィールからリンクしたりすることができていたため、直近で変更が加えられたものとみられています。

バインダー氏は、ここ数週間、連邦政府職員がジャーナリストに連絡を取り、DOGE(政府効率化省)のメンバーが政府機関のデータにアクセスして何をしているのかを伝える際にSignalが重宝されてきたと、Signalの重要性に触れています。なお、今のところブロックされているのはSignalの中でも「signal.me」へのリンクのみで、「signal.org」など他のドメインはブロックされていないとのこと。また、同じく暗号化メッセージングサービスの「Telegram」などはブロックされていません。

ちなみに、ニュースサイト・The Vergeのメンバーが試しても同じようにブロックされたとのことですが、手元の環境で試したところ「signal.me」へのリンクは投稿可能だったので、全世界でブロックを行っているわけではないようです。

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in ソフトウェア, Posted by logc_nt

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