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不幸な家畜たちが平和に暮らせる「動物たちの楽園」を開いた男性のムービー


不幸な動物を引き取り、最後のひとときまで安心して暮らせるように世話をする非営利の動物愛護シェルター「リトルベア・サンクチュアリ」の様子を、困難な状況に対する支援に焦点を当てたクラウドファンディングサイトGoFundMeがムービーにまとめて公開しています。

This Man Left His Career to Start an Animal Sanctuary | GoFundMe - YouTube


Meet Chris.
https://www.gofundme.com/c/heroes/chris-vane

「2016年に亡くなった私の母、ウルスラは私に思いやりを与えてくれました」と語るのは、リトルベア・サンクチュアリのオーナーであるクリス・ベイン氏(右)です。


動物をこよなく愛したというウルスラさんの名前の語源にちなんで、ベイン氏は自身が開いた動物愛護シェルターに「リトルベア・サンクチュアリ」と名付けました。


「リトルベア・サンクチュアリ」にやってくる動物は、ネグレクトされたり、捨てられたり、殺されそうになっているところを助け出された家畜たちです。


そんな「リトルベア・サンクチュアリ」に最近やってきたのは、尻尾を切り落とされた2頭の子豚です。


ウィリーとビットと名付けられた子豚は、両方とも肺炎を患っていました。工場式農場と呼ばれる一部の畜産場では、こうした劣悪な健康状態の豚が少なくないそうです。


「彼らが薬を飲んで元気になったのを見ると、とても救われます」とベイン氏は語っています。


「リトルベア・サンクチュアリ」には74頭の豚、29頭のヒツジをはじめ、牛やヤギなどさまざまな動物が暮らしており、その全てが自分の名前を与えられているとのこと。中には、ケイシャという名前のカメもいます。


ベイン氏の最大の目的は、こうした動物たちに最高のケアを施すことです。


多くの人々の支えにより運営されている「リトルベア・サンクチュアリ」について、ベイン氏は「皆さんの支援のたまものです」と話しました。


「リトルベア・サンクチュアリ」には、記事作成時点で150を超す動物が暮らしていますが、シェルターは満員に達しつつあるとのこと。しかし、「深刻な虐待から逃れてきた動物を門前払いしたくない」と考えたベイン氏は、シェルターを拡張するための資金集めをすることにしました。


2020年2月12日から開始された「リトルベア・サンクチュアリ拡張プロジェクト」のクラウドファンディングには、記事作成時点で308人から2万2837ドル(約236万円)が集まっています。寄付は2ドル(約200円)から可能なほか、好きな動物を指定して応援できる月額25ドル(約2500円)の後援プログラムもあります。

Little Bear Sanctuary - Expansion Project | Created by Little Bear Sanctuary
https://charity.gofundme.com/o/en/campaign/littlebearsanctuary

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in 生き物,   動画, Posted by log1l_ks

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