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新型コロナウイルスの流行で「ラブドール」の売上が急増、「恋人にラブドールを贈る」というトレンドも


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、恋人同士ですらなかなか会えない日々を過ごさなくてはならないケースが増加しています。こういった状況の中、等身大の人の姿をしたシリコン製の性玩具「ラブドール」を、さまざまな層の人々が買い求めるようになったとIT系ニュースメディアのViceが報じています。

COVID-19 Lockdowns Have Led to a Huge Spike in Sex Doll Sales
https://www.vice.com/en_us/article/7kpmpb/covid-19-lockdowns-have-led-to-a-huge-spike-in-sex-doll-sales

ラブドールの売上が急増したと語るのは、オーストラリアのラブドール製造販売業者です。アダルトグッズのオンライン通販サイト「CherryBanana」を運営するマット氏は、「2020年3月以降ラブドールの販売数が倍になりました」と述べ、オーストラリアのラブドール専門企業大手の「Sex Doll Australia」のアンドリュー氏は、「2020年5月以降、売上は30~40%増加しています」とコメントし、両者ともにCOVID-19の流行とともに売れ行きが好調になったと語りました。

アンドリュー氏によると、ラブドールを求める「客層」にも変化が生じているとのこと。COVID-19の流行に伴って、パートナーやカップルの間で「自分自身やお互いのためにラブドールを買い求める」というトレンドが生じているそうで、アンドリュー氏は「夫婦で来店し、女性型ラブドールや男女1組のラブドールを買い求めるお客様もいらっしゃいました」とコメント。さらに、男性型ラブドールを購入する女性も増加しています。こういった客層はCOVID-19パンデミック以前にも存在しましたが、パンデミック以降の客層の増え方は著しいものがあるとのこと。


一方で、ラブドール業界は売上以外の点でCOVID-19から打撃を受けています。オーストラリアのラブドール専門企業「Pleasure Dolls Australia」のカーク氏は、COVID-19パンデミックは「輸送」の大混乱を引き起こしたと指摘し、「国内郵便のロジスティクスに大きな混乱が生じており、この数カ月は通常ならば数日で届くようなところでも、業者間の引き渡しの際に1週間もかかってしまう状況が珍しくありません」と語りました。

さらに、オーストラリア税関・国境警備局が国際郵便のスクリーニング措置を強化したため、税関で留め置かれるラブドールが増えているとのこと。カーク氏は、「通常ならば72時間以内に処理が終わるとされていますが、税関で6週間近くも留め置かれるケースさえもあります」と語っています。

by Ars Electronica

一方で、アダルトグッズのオンライン通販サイト「Southern Treasures」のライアン氏は、「需要に応えるのに苦労しています。こういった時代において、独身の人や一人暮らしをしている人は、『人間のような構造物』を求めているのだと思います。ラブドールの効果については懐疑論が存在しますが、お客様と直接話した経験から、ラブドールは性的な慰めだけではなく、感情的な慰めを提供していることがわかっています」と述べて、ラブドールという存在がパンデミックのさなかに人々に癒やしを与えていると語りました。

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in メモ,   Posted by darkhorse_log

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