メモ

幸福を得るには幸福を目的とするより「旅のマインドセット」が必要


やりたい事ややるべき事があるのに達成できずにいる、人生で大きなことを成し遂げられずにただ時間だけが進んでしまう……という思いに捉えられている人もいるはず。感染症の大流行というイレギュラーな事態の中で「できないこと」にばかりに目がいきがちですが、そんな時こそ、「旅のマインドセット」が精神の安定と幸福にとって重要だと研究者が示しています。

APA PsycNet
https://psycnet.apa.org/buy/2019-34220-001

A 'Journey Mindset' Can Help Us Get Through This Pandemic. Here's What That Means
https://www.sciencealert.com/a-journey-mindset-can-help-us-get-through-this-pandemic-here-s-what-that-means

スタンフォード大学の行動心理学者であるSzu-chi Huang氏とJennifer Aaker氏は人生において「幸福」と「意味」を追及することの違いを、長年研究してきました。2人は2019年の研究で「Journey Mindset」(旅のマインドセット)の重要性を調査しました。1600人の被験者を対象とした実験で、研究者は被験者に14日間のウォーキング・プログラムに参加してもらったとのこと。この実験で、全被験者は最終目的地までの歩数をトラッキングされました。

全ての被験者は目的地まで到達しましたが、到着地点で被験者は「もうちょっと歩いてみる」チャンスを得たとのこと。すると、「ウォーキング・プログラムは旅のようなもの」という考え方を持っていた人は、「ウォーキング・プログラムの目的はゴールにたどり着くこと」と考えていた人よりも55%多く歩く距離を追加すると判明しました。前者の考え方は「旅のマインドセット」、後者は「目的地のマインドセット」を意味しています。


Aaker氏は「旅のマインドセットは、過去の重要な成功、あるいは失敗が現在、そして未来へと継続するという考え方です。成功はそれ単体として存在しません。成功は過去を持ち、そして未来へと持続させる必要があります」と語りました。

旅のマインドセットを構築するためには、いいこと・悪いこと両方について瞑想(めいそう)したり、自分の考え・目標・感情を定期的に書きつづることが役立つと研究者は述べています。感染症の流行で自由が制限され、不安が多い環境の中でも、新しい趣味や働き方改善など、希望は存在します。また、その時点に希望はなくとも、過去の希望に目を向ければ、次なる一歩への道筋は見つかるかもしれません。旅のマインドセットを得るためには、「成功」が目標ではなく、成長し、学習し、変化していく過程であることを認識する必要があります。


旅のマインドセットは直面している課題にうまく対処する方法であり、ストレスの引き金となるものがあっても、メンタルヘルスを維持して成長を促せるようにするものとのこと。

同様の研究結果はほかにもあり、2003年にはクラシック音楽を聞いている最中に「幸福感を強要された人」は、ただ聞いているだけの人に比べて、曲が終わった時に幸福感が逆に小さくなってしまうことが(PDFファイル)示されています。幸福という「目標」を無理に達成しようとするのではなく、友人や家族との集まり、仕事、自然の中で過ごす時間など、人生の意味を見つける「現在の行為」に集中することで、より得るものが大きくなると研究者は述べています。

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やりたい事ややるべき事があるのに達成できずにいる、人生で大きなことを成し遂げられずにただ時間だけが進んでしまう……という思いに捉えられている人もいるはず。感染症の大流行というイレギュラーな事態の中で「できないこと」にばかりに目がいきがちですが、そんな時こそ、「旅のマインドセット」が精神の安定と幸福にとって重要だと研究者が示しています。

APA PsycNet
https://psycnet.apa.org/buy/2019-34220-001

A 'Journey Mindset' Can Help Us Get Through This Pandemic. Here's What That Means
https://www.sciencealert.com/a-journey-mindset-can-help-us-get-through-this-pandemic-here-s-what-that-means

スタンフォード大学の行動心理学者であるSzu-chi Huang氏とJennifer Aaker氏は人生において「幸福」と「意味」を追及することの違いを、長年研究してきました。2人は2019年の研究で「Journey Mindset」(旅のマインドセット)の重要性を調査しました。1600人の被験者を対象とした実験で、研究者は被験者に14日間のウォーキング・プログラムに参加してもらったとのこと。この実験で、全被験者は最終目的地までの歩数をトラッキングされました。

全ての被験者は目的地まで到達しましたが、到着地点で被験者は「もうちょっと歩いてみる」チャンスを得たとのこと。すると、「ウォーキング・プログラムは旅のようなもの」という考え方を持っていた人は、「ウォーキング・プログラムの目的はゴールにたどり着くこと」と考えていた人よりも55%多く歩く距離を追加すると判明しました。前者の考え方は「旅のマインドセット」、後者は「目的地のマインドセット」を意味しています。


Aaker氏は「旅のマインドセットは、過去の重要な成功、あるいは失敗が現在、そして未来へと継続するという考え方です。成功はそれ単体として存在しません。成功は過去を持ち、そして未来へと持続させる必要があります」と語りました。

旅のマインドセットを構築するためには、いいこと・悪いこと両方について瞑想(めいそう)したり、自分の考え・目標・感情を定期的に書きつづることが役立つと研究者は述べています。感染症の流行で自由が制限され、不安が多い環境の中でも、新しい趣味や働き方改善など、希望は存在します。また、その時点に希望はなくとも、過去の希望に目を向ければ、次なる一歩への道筋は見つかるかもしれません。旅のマインドセットを得るためには、「成功」が目標ではなく、成長し、学習し、変化していく過程であることを認識する必要があります。

旅のマインドセットは直面している課題にうまく対処する方法であり、ストレスの引き金となるものがあっても、メンタルヘルスを維持して成長を促せるようにするものとのこと。

同様の研究結果はほかにもあり、2003年にはクラシック音楽を聞いている最中に「幸福感を強要された人」は、ただ聞いているだけの人に比べて、曲が終わった時に幸福感が逆に小さくなってしまうことが(PDFファイル)示されています。幸福という「目標」を無理に達成しようとするのではなく、友人や家族との集まり、仕事、自然の中で過ごす時間など、人生の意味を見つける「現在の行為」に集中することで、より得るものが大きくなると研究者は述べています。

in メモ, Posted by darkhorse_log

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