「GIGAZINEマンガ大賞」2020年8月度募集開始&マンガ制作の参考にもなるマンガメイキングはこちら
マンガを即売会などで発表する機会が減りつつありますが、GIGAZINEでは今月もGIGAZINEマンガ大賞への募集をお待ちしております。作成した自身の物語を少しでも多くの人に見てもらいたいという方は、形式やジャンルを問わずぜひこちらから作品の応募をお願いします。また、GIGAZINEで連載のマンガはどのように作られているかという脚本からネームまでの流れを公開していますので、メイキングをのぞき見したいという方も、マンガ作成の参考にしたいという方も、マンガメイキングからご覧ください。
◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項はこちらから
募集要項は既に読んだのでとにかく応募!という人は応募フォームからお願いします。
◆原作脚本募集要項はこちらから
小説や脚本形式で応募しようと考えている人は、上記リンクから募集要項をご確認ください。
◆読者の目を引くマンガ・イラストはどのようなものか分かるマンガ裏データをまとめてみた
GIGAZINEで2020年7月までに連載していたマンガ5作品はすべて、原作・脚本と作画・彩色の担当が分かれて制作されたものです。それぞれ原作からどのように脚本、ネーム、作画と進行しているのかというメイキングを発掘したので、裏側を大公開します。シナリオで応募を考えている方も、作画担当として応募を検討している方も、もちろん完成された作品を応募したい方も、制作の参考になるはず。
「姫とゲーマー」は、原作者の三九二京さんによるテキストのみの脚本を、作画担当の椒いおさんがネームに起こし作画、という流れで制作されました。画像はチェック段階のネームで、セリフ等は手書きでサイズのイメージだけつけています。
ネームが完成したらまずキャラクターの線画起こし、ヘルプの方に下塗りや背景などを依頼して作画を進行、という流れで完成していきます。
「魔道書交換日記」も同じ原作・作画コンビによる作品ですが、前作の経験を受けていくつか制作フローが変化しています。まず、脚本段階では余分な指示を可能な限りそぎ落とし、最低限のセリフとシチュエーションに捕捉を入れるのみにしています。これにより、作画担当が自由に描いてほしいという形。
脚本からネームを作成する前に、本作では絵コンテ工程を挟んでいます。脚本にはページ・コマの指定もありますがそれは参考程度に、セリフと状況を縦に並べてカットを追加していきます。ここからネームを作成することで、コマ割の工夫をしたり場合によってはコマの追加・削除を行ったりと臨機応変に対応できるようになりました。また、途中からは作業の短縮のためネーム段階を飛ばして絵コンテから線画に起こすような流れにもなっていたようす。
「勇者で社畜の兼業ライフ」でも、原作はテキストのみの脚本ですが、原作担当のうなぎや山椒(つまびく)さんにより詳細なメモ書きが追加されています。セリフに含まれた感情や設定のほか、どのようなコマ割をイメージした脚本か、またどのような構図をイメージしたシチュエーションかを、時には画像付きで説明。
作画担当のヒャクさんが脚本をネームに起こす際、第2話からは絵コンテの工程を入れています。コンテで大まかなページ割やコマ割を作成すると脚本の指定からページ数やコマ数を変化させたいときにスムーズに行えるほか、チェック段階で修正があったときに対応しやすくなりました。
コンテからネームを作成し、線画、完成へと進行。ネームで描いたはいいもののいざ清書してみたら難易度が高かったり、逆にネームより魅力的な構図が思いついたりと、作画進行時にネームを無視してキャラクターを描き直すこともしばしば。
「あめあめふれふれうそやんで」では、原作担当のトラ太郎さんがかなり詳細なネームを作成しています。背景は大まかな指定程度のことが多いですが、キャラクターはネームだけでも魅力的に読めるほど丁寧に描かれています。また、作画担当への指示や構図の意図、注意点などを余白に書き込んで、イメージのズレがないようにしています。
ネームから作画担当のゆめきさんがまず線画に起こし、作画担当とイメージを共有して問題なければ作画進行、という流れ。
原作担当・作画担当それぞれにより作業の流れもさまざまですが、可能な限り作業しやすいようにそれぞれ調整しています。マンガ作品だけではなく、テキストのみの脚本、ネーム段階、作画のみのポートフォリオの応募もお待ちしております。
◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項
・GIGAZINEでマンガを連載すると……?
・完全リモート&作業タイミングもお任せ
・連載マンガはGIGAZINEに掲載されるから、とにかくまず読んでもらえる
・厳密な締切はなくスケジューリングしやすい
・ジャンルやターゲットの制限なし、面白ければなんでもOK
・色塗りや背景を任せられるアシスタント完備(自費の必要はありません)
・まだ若いレーベルのため、ベンチャー企業のように意見や要望が通りやすい!
などなど。ほかにも「これはどうなの?」ということがありましたらこちらをクリックしてなんでもお問い合わせしてください。
・基本条件:
・スマホでも読めるのが前提(見開きナシ、縦スクロール基準)
・フルカラー、フルデジタル(白黒の場合は「原作」として扱う場合がありますが、応募自体は大歓迎です)
・ジャンル自由で「第1話」の完成原稿とそのメイキング資料であること。メイキング資料はキャラクターデザインや設定のほか、ストーリー全体のあらすじを200~800文字程度の範囲でお送りください。応募内容に不足があると審査が進められない場合がありますので、予めご了承ください。
・原稿フォーマット:
縦横比率・ファイルサイズ・解像度は「姫とゲーマー」を参考にして下さい。
・原稿枚数:
自由。何ページでもOK。
・その他:
・既に自分で他メディアやプラットフォームにて発表済みの一次創作OK
・雑誌には掲載されたが単行本化されなかったor途中でやんごとなき事情で打ち切られてしまったという作品もOKです。あきらめないでください。
・「作画のみ」はポートフォリオのURLや作品集を見せていただければOK。第1段階審査通過分については第2段階審査で実際にお試し原作で描いてもらい、通過後、最終段階の投票審査に回します。
・締切日:
2020年8月31日月曜日、23時59分59秒
・審査プロセス:
編集部による1次選考後、以下のような審査プロセスを予定しています。
第1段階:GIGAZINEシークレットクラブメンバーだけが閲覧可能なクローズド環境による評価+編集部によるメイキング資料を含めた評価
↓
第2段階:より連載を意識した形式で、「第1話原稿」や「最終話までのプロット」など必要事項を追加作成いただいた上での審査。ここまで進出した段階で、ほぼ何かしらの形で連載を約束します。
↓
最終段階:連載形式の原稿にて、GIGAZINE編集長による審査+GIGAZINEシークレットクラブメンバーによる評価+GIGAZINEで連載中の作家などゲスト審査を行い総合的に大賞受賞者を決定します。また、最終段階に残った時点で連載は確約いたします。
・報奨:
2020年3月からGIGAZINEマンガが新展開することを記念して、賞金額を含めた報奨が以下のように一新されています。「どこまで進んだら連載できるの?」というところも含めて明確化しているので、ぜひお見逃しなくお願いします。矢印の左側が従来の設定、右側が2020年3月度からの報奨です。
1次審査を通過し第1段階に選ばれた全員:
賞金1万円 → 賞金3万円
第2段階進出:
追加で賞金2万円 → 追加で賞金2万円+連載に向けて担当編集がつきます
最終段階進出者:
賞金は入賞・大賞選出時のみ → 最終段階進出時点で追加賞金5万円(計10万円)+応募作品をブラッシュアップした上での連載確約
入賞:
賞金5万円 → 賞金10万円+連載確約
大賞:
賞金10万円 → 賞金50万円+応募作品そのままで連載確約
・応募作品の選考結果
最初の第一段階審査に進んでいただく作品については、応募月の翌月末までに応募時のメールアドレスへ審査の詳細についてご連絡差し上げます。
それ以外の場合、審査結果の通達は基本的に行っておりませんのでご了承下さい。
・受賞後の流れ
GIGAZINEで連載形式で掲載を終えた後、電子書籍化しAmazonで販売します。それぞれ規定の原稿料・ロイヤリティをお支払いします。電子書籍の販売・宣伝もGIGAZINEが責任を持って行います。
・質問受付フォーム:
応募するにあたっての疑問点があればこちらをクリックしてお問い合わせしていただければ大丈夫です。同じような質問が続く場合はFAQとしてまとめますので、ご理解とご協力をお願いします。
・マンガ大賞応募フォーム:
こちらをクリック
◆原作脚本募集要項
・第1話原稿に加えて、1話から最終話までのプロット(あらすじ)を合わせて用意してください。あらすじは作品全体の流れを詳細に、100字~800字でまとめて原稿の最初のページに記載をお願いします。
・1次審査では単純な話の面白さと1話の完成度を見ます。2次審査から最終審査に進んだ場合は、実際にマンガ原作を作成することを意識した「ト書きの脚本を最終話までコンスタントに作成できるか」を審査します。
・「原作のみ」で文字のみの応募の場合は、Googleドキュメントに本文を貼り付けた後、共有リンクのアドレスを応募フォームに記載してもらえれば大丈夫です。その場合、応募後にドキュメントの編集は行わないようにお願いします。
・Googleの共有設定が「リンクを知っている全員」になっていることを確認してください。「制限つき」のままだと応募された作品を読むことができません。詳しくはGoogleドキュメントヘルプの「ファイルを一般公開で共有する」をチェックしてください。
マンガ大賞の選考フローには「GIGAZINEシークレットクラブ(GSC)・クローズド審査」があります。GSCメンバーの人はもちろん、まだメンバーじゃないよという方も、ぜひこの機会にGSCの一員となって、未来の名作の誕生に立ち会ってください。GIGAZINEシークレットクラブへの登録はこちらから。
それでは、クリエイターの皆さまの応募を心よりお待ちしております。よろしくお願いします。
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