音楽朗読劇「MARS RED」アニメ化決定、原作が音楽朗読劇のテレビアニメは初

劇作家・藤沢文翁が原作・脚本・演出を担当し、「曇天に笑う」「煉獄に笑う」で知られる漫画家の唐々煙がメインビジュアルを担当した音楽朗読劇「MARS RED」のアニメ化が決定しました。音楽朗読劇を原作としたテレビアニメが作られるのは初だとのこと。

MARS RED 公式サイト
http://marsred.tv/

発表されたティザービジュアルはこんな感じ。

© 藤沢文翁／SIGNAL.MD／MARS RED製作委員会

監督は「ドラゴンボール超」シリーズディレクターで「モノノ怪」「キルミーベイベー」「やがて君になる」「まちカドまぞく」など多数の作品で演出を手がけた羽多野浩平。シリーズ構成・脚本は「BLOOD＋」監督・シリーズ構成・演出・脚本や「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」脚本などで知られる藤咲淳一。キャラクターデザインは「ノルン＋ノネット」の竹内由香里。音楽は、音楽朗読劇で藤沢とタッグを組む村中俊之。音響監督は原作者・藤沢文翁が担当し、アニメーション制作はSIGNAL.MD(シグナル・エムディ)が行います。

作品のあらすじは以下の通り。

時は大正十二年、東京の夜に其の者どもは現れた。
彼らは闇に紛れて人の生き血を啜る吸血鬼と呼ばれ、古の時代よりこの世界に隠れ住んでいた。それらを取り締まるべく陸軍内部に創設されたのが第十六特務隊、通称『零機関』である。
中島中将は近代化著しい列強諸国の情報戦に対抗するためにこの部隊を創設したのだが、目下のところ、零機関の任務は東京の闇に潜む吸血鬼事件の対応にある。それに当たるのが――、
人類最強の前田義信大佐。
国内最強クラスの吸血鬼にして新人の栗栖秀太郎。
インテリジェンスなランク外の山上徳一。
江戸の昔から吸血鬼を続けているスワ。
老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティストのタケウチ。
――以上、零機関の実行部隊の面々である。
増え続ける吸血鬼たち。そして裏に暗躍する影と、謎の人工血液「アスクラ」の存在。
この事態を冷ややかに見つめるのは、齢300歳を越えているにも拘らず、子供にしか見えないＳクラスの吸血鬼デフロットであった。
弱き者、汝の名はヴァンパイア――。
零機関が今、大正ロマンの夜を駆け抜ける。

メインスタッフからのメッセージも到着しています。

原作・音響監督 藤沢文翁さん：
僕の原作のMARS REDがアニメとなり日本や世界へ飛び立つことになりました。音楽朗読劇として産声をあげた本作が、唐々煙先生の絵で漫画化され、アニメ化された事は新たなるメディアミックスの幕開けです。また音響監督も担当することになり、音楽作曲には盟友の村中俊之氏！全てに感謝です！

キャラクター原案 唐々煙さん：
アニメ化おめでとうございます！‬藤沢朗読劇の中でもMARS REDはとくに設定やキャラ関係も多く、アニメで動くのを見てみたいと思っていたので、今からめちゃくちゃ楽しみです。‬いろんな人が一丸となって作り上げているこの世界、その中にいさせてもらっていることを心から嬉しく思います。‬見てね！‬

シリーズ構成・脚本 藤咲淳一さん：
当初、今作への参加の打診を受けて思ったのは、朗読劇は言葉によって観客の頭に絵を描いていくもの。だからこそ「書く」ではなく脚本を「描く」ことを心がけました。魅力ある世界と人物たちが織りなす新しい舞台を文翁くんと一緒に作り上げました。お楽しみに。

音楽 村中俊之さん：
アニメ化決定おめでとうございます！藤沢さんとたくさんの朗読劇を作り上げてきて遂にここまできました…一話一話に愛情と手間がすごいです笑 MARS REDめちゃくちゃ音楽かっこいいな？って言ってもらいたいです！褒められたい！！！笑 頑張ります…！

アニメーション制作 SIGNAL.MD 代表取締役社長 森下勝司さん：
藤沢文翁さんと知り合った頃「いずれ藤沢さん原作の朗読劇をアニメ化できるといいですね」と話をして早幾年、ついにこの日を迎えることができとても嬉しく思います。このアニメ業界でも初と言っていい試みをどうぞ温かく応援、支えていただけますと幸いです。

アニメ化発表に合わせて「MARS REDプロジェクト」の始動も発表されました。

MARS REDプロジェクト 公式サイト
http://marsred-pj.net/

すでにプロジェクトの一環として、2019年11月から月刊コミックガーデンで漫画版の連載がスタートしており、アニメ化だけではなく、さまざまなメディアミックスが予定されているとのことです。

MARS RED｜MAGKAN - マグカン
http://kansai.mag-garden.co.jp/mars/