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2010年代を代表する単語は「3人称単数形のThey」

By blickpixel

アメリカ方言学会が2010年から2019年までの10年間を代表する単語として、「meme」「#BlackLivesMatter」「MeToo」などの候補の中から、「He/She」と同様に3人称単数形として使われる「They」を選出しました。


Singular 'they' voted word of the decade by US linguists | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2020/jan/04/singular-they-voted-word-of-the-decade-by-us-linguists

アメリカ方言学会は2020年1月4日に開催された年次総会で、会員350人の投票によって「2010年代を表す単語」を決定。黒人に対する暴力的な差別をオンライン上で訴えた「#BlackLivesMatter」、インターネット上で流行している画像・映像・文章を指す「meme」、セクシャルハラスメントや性的暴行の被害体験を訴える決意表明である「MeToo」、2018年・2019年頃に話題になった気候変動に関する「climate」などが候補に挙がりましたが、128票を集めた「They」が1位を獲得しました。


3人称単数形の「They(あの人)」には、「He(彼)」「She(彼女)」とは違い、性別を示す要素が含まれていません。アメリカ方言学会によると、LGBTなどに代表される2010年代のジェンダー意識の高まりを受けて、3人称単数形の「They」の使用率は高まってきているとのこと。また、同学会は2019年を代表する単語に、「私に代名詞を当てはめるときは、『She/her』を使ってください」といった自己紹介である「pronouns: she/her」を選出。2010年代最後の年である2019年を代表する単語にもジェンダー関係の単語を選びました。

アメリカ方言学会は1889年に設立され、1991年から「その年の単語」「この10年の単語」を選出しています。同学会は1990年代を代表する単語として「web」を、2000年代を代表する単語としては「動詞のGoogle(ググる)」を選んでいます。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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