サクラ大戦シリーズ最新作「新サクラ大戦」試遊レビュー、シリーズおなじみの会話アドベンチャー＆華やかで爽快なアクションが楽しめる

恋愛シミュレーションとターン制シミュレーションバトルを組み合わせた「サクラ大戦」シリーズは、1作目が1996年にセガサターン向けに発売されて以来、アニメ化や舞台化などのメディアミックスも行われた人気ゲームシリーズです。そんなサクラ大戦シリーズの最新作「新サクラ大戦」の試遊ブースが、東京ゲームショウ2019に出展していたので、実際に遊んできました。従来のシリーズでおなじみの会話アドベンチャーを楽しめる一方で、のバトルパートはシリーズとして初のフルアクションスタイルで、サクラ大戦らしさを保ちながら新しい作品に進化していました。

新サクラ大戦(PlayStation®4専用ソフトウェア)
https://sakura-taisen.com/game/shin-sakura/

第6ホールにあるセガ・アトラスブースの一角が新サクラ大戦のブースとなっています。

新サクラ大戦に登場するキャラクターが描かれたパネル。メインのキャラクターデザインを務めるのは、「BLEACH」で知られる漫画家の久保帯人氏。右上だけ垂れ幕がかかっていて、ブースを訪れた時点では隠されている部分に何のキャラクターが描かれているのかは不明でした。

太正二十九年の帝都を前に、満開の桜の木が置かれていました。

その横には霊子甲胄を脱ぐ天宮さくらのイラストが飾られていました。

ブースではアドベンチャーパート10分とバトルパート10分を試遊できます。

アドベンチャーパートでは、大帝国劇場の内部を自由に動き回ることができます。

劇場内では、新生・帝国歌劇団の花組のメンバーと会話をすることができます。また、会話イベントの中ではサクラ大戦シリーズでおなじみの時間制限つきの選択肢も登場。適切な選択肢を選ぶと「ティンティロロロン」と好感度の上がる効果音が鳴ります。

新しい帝国「華撃団」の総司令は、サクラ大戦シリーズにも登場した元帝国歌劇団のトップスタァである神崎すみれ。つまり、新サクラ大戦は従来のサクラ大戦シリーズと世界観がしっかりとつながっているというわけ。そして、そのすみれの秘書を務めるのが竜胆カオルです。

うろうろしていると、主人公の神山誠十郎が持ち歩いている「スマァトロン」に、総司令であるすみれから出撃命令の連絡が入りました。

大帝国劇場を本拠地に劇を行う女性だけの劇団「帝国歌劇団」は、実は帝国によって集められた精鋭によって構成される「帝国華撃団」だった！というのは、これまでのサクラ大戦シリーズではおなじみ。神山は、団員の一人で忍一族の末裔である望月あざみと一緒に、霊子戦闘機に乗り込んで出撃します。

ここからバトルパートが始まります。従来のシリーズではバトルパートはターン制シミュレーションがベースとなっていましたが、新サクラ大戦では完全にアクションゲームとなっています。

操作自体は非常にシンプルで、ジャンプ・ダッシュ・弱攻撃・強攻撃を組み合わせて、ステージ内を走り回りながら敵を倒していきます。

また、プレイヤーは神山だけではなく、同行しているキャラクターにも切り替えることができます。

敵に攻撃を当てるとゲージが貯まり、ゲージが満タンになると、必殺技を使うことができます。あざみの場合は「手裏剣無双」がさく裂。

神山の場合は「縦横無刃 嵐」

実際に遊んでみると、従来のサクラ大戦シリーズのゲームシステムをしっかりと引き継いでいるように感じました。一方で、バトルモードではボスやステージギミックもあり、アクション性がかなり高くなっているイメージ。操作自体はシンプルで、アクションゲームを遊び慣れていない人でもすぐに慣れそうなほどですが、動きやエフェクトが華やかで、かなり爽快感があります。同行している団員に切り替えることができるので、お気に入りの団員と一緒に戦場を駆け抜けることができるのも魅力的なポイントの1つといえます。

なお、東京ゲームショウ2019にあわせて、新サクラ大戦のストーリートレイラーが公開されています。

PS4『新サクラ大戦』ストーリートレイラー - YouTube


また、特設ステージでは、主人公たちの前に立ち塞がる降魔「夜叉」の情報が公開されました。声優は、サクラ大戦シリーズでヒロインの真宮寺さくらを演じた横山智佐さんが務めることも併せて発表されました。従来のサクラ大戦シリーズと世界観を共にする新サクラ大戦で、さくらと同じ声で同じ黒髪をなびかせる夜叉がどのようにストーリーに絡んでいくのかはファンならば気になるところ。

新サクラ大戦は2019年12月12日(木)に、PlayStation 4向けに発売されます。