取材

プロ原型師が現状打破を目指して作った刀剣乱舞「日本号」


ガレージキット作家の育成と繁栄を目的としたワンダーフェスティバル公式レーベル「ワンダーショウケース」は作家の「新たなステップを踏み出したい」という意志表示の場としての側面を持っており、ワンダーフェスティバル2019[夏]でも作家が新たなステップを踏み出す瞬間が垣間見える作品が選出されていました。

WSC#101 狐火郎氏作、「刀剣乱舞」から「日本号



1/15スケールで造形されており頭頂高120mm。槍を含めると152mmの高さです。


はだけた衣服は躍動感にあふれており、今にも動き出しそうなリアルさ。


槍頭や柄のデザインも細かく表現されています。


屈強な肉体に精悍な顔立ちが映える日本号は、クライアントの注文に応え続けるフィギュア制作に疑問を感じた狐火郎氏が「他人のためでなく、自分自身のためへの造形」を目指して作ったフィギュアとのこと。


首飾りや酒瓶といった細かいパーツもしっかりと再現されています。


日本号の3Dプリント原型はこのようになっていました。


海洋堂香川雅彦氏が手がけた、生き生きとした作品に衝撃を受けたことから、現状維持を打破すべく日本号の制作に取りかかったそうです。


フィギュアの高い完成度に加え、日本号に込められた「現状維持を打破」しようという気持ちが、ワンダーショウケースの「新たなステップを踏み出したい」作家の選出という趣旨に合致したのかもしれません。

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in 取材,   アニメ,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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