「連れション」をする動物たちや踊る金魚たちなどかわいらしくユーモラスな生き物フィギュアいろいろ
ワンダーフェスティバル 2019[夏]にはマンガやアニメ、映画に登場したキャラクターや怪獣をモチーフにしたフィギュアだけでなく、かわいらしくユーモラスな動物をフィギュア化したものも多数展示されています。フィギュアの造形企画製作を手がける海洋堂のブースには、人気イラストレーターである佐藤邦雄氏が描いた「連れションをする動物たち」をもとにしたフィギュアや、江戸末期の浮世絵師・歌川国芳や幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師・河鍋暁斎の浮世絵をもとにしたフィギュアなどが展示されていました。
海洋堂ブースにあったのは、カプセル販売のミニチュアフィギュアブランド「カプセルQ」で登場した「つれ〇o〇2」全5種。佐藤氏が描いたユーモラスな連れションをする動物たちを、なんと海洋堂クオリティでフィギュア化してしまったとのこと。ズラリと並ぶ連れションするペンギン、ウサギ、パンダ、カバ、ネコ、カエル(ネコとカエルは2個セット)たち。原型製作は松本栄一郎氏。
動物たちが連れションをしている姿はどう見てもマヌケで、つい頬が緩んでしまいます。近くで見ると、男性用小便器の独特な曲線やくぼみまでしっかりと再現されている模様。ウサギは隣のパンダに話しかけているのでしょうか。
ペンギンの赤ちゃんは親ペンギンの後ろに立っていますが、「便器じゃなくてここでおしっこをするんじゃないだろうな」と少し不安になってしまいます。
パンダの隣にはカバ、ネコ、カエルも並んで連れション。トイレや洗面台の棚に飾っておきたくなるフィギュアたちです。「つれ〇o〇2」全5種はいずれも2019年9月発売予定とのこと。
また、スウェーデンの世界的デザイナー・陶芸家であるリサ・ラーソン氏の作品をミニフィギュア化したものも登場。
「リサ・ラーソン ミニチュアファブリカ Vol.1」はユーモラスな表情のネコやハリネズミ、どこかマヌケそうな顔をしたライオンに腕を組んで座る少女など、思わず頬が緩んでしまうラインナップ。原型製作は寺岡邦明氏、木下隆志氏、松本栄一郎氏、田熊勝夫氏。
「リサ・ラーソン ミニチュアファブリカ Vol.2」でもそれは変わらず、顔が真っ平らになるほどつぶれたブルドッグやこけしみたいなネコ、なぜかおばさんに持ち上げられている紳士などが並びます。
なお、「リサ・ラーソン ミニチュアファブリカ Vol.1 Tonkachi limited Gold color」は、アートやデザインを商品と融合させるTONKACHI,LTDの直営店でのみ購入可能な特別色違いバージョンとのこと。リサ・ラーソンシリーズはいずれも2019年9月再販&発売予定となっています。
さらにミニフィギュア「miniQ」シリーズからは、河鍋暁斎や歌川国芳の絵をもとにした和風っぽいフィギュアも登場。
河鍋暁斎のフィギュアシリーズが「画鬼盆景」と題されているのは、河鍋暁斎が自らを「画鬼」と称したことにちなんだもの。「風俗鳥獣画譜」の中の1枚をモチーフにしたドクロの目からトカゲが出ているフィギュアや、「美人観蛙戯図」から美人の女性がカエルを眺めているフィギュアなど、面白い題材のフィギュアが並んでいます。
むっつりとした表情であぐらを組んでいるのは、「美人観蛙戯図」の中で美人に見つめられているカエルたちです。
「猫又と狸」からは妙な踊りをするタヌキと……
対抗するように踊りまくるネコがフィギュア化。
また、歌川国芳の金魚づくしシリーズから、「酒のざしき」をモチーフにしたフィギュアでは……
花を咲かせた水草を手に踊る金魚と、負けじと張り合うカエルの姿がフィギュア化。
また、お酒をスイスイ飲む金魚と呆れたように頭をかくカエルの姿もセットでフィギュアになっていました。「画鬼盆景」と「歌川国芳の金魚づくし」は鋭意開発中であり、記事作成時点では価格未定だそうです。
また、一般ディーラーの方でも多くの動物フィギュアを発見しました。
「SPICE ONINGYO han」のブースには、歌川国芳の金魚づくしをモチーフにしたさまざまな金魚フィギュアがたくさん。
おわんを持っていたり……
ポーズを取っていたり。とてもユーモラスです。
造形&フィギュア原型製作/彩色完成見本製作/造形プロデュース/各種デザインを行っている匠工房のブースでは、「大九尾神」と名付けられた凜々しい九尾の狐がズラリと並んでいました。
また、滝を登るコイをモチーフにしたフィギュア「鯉」も展示されていました。ほとばしる水の表現や彩色が美しく、清涼感を覚えます。
「forest cat works」のブースには、「encient survivor(古代の生き残り)」と題されたジオラマが。よく近づいて見ると……
コケが生えたゾウがいました。体中が緑にまみれ、牙も2本ずつ生えている様は長い年月を経た風格をただよわせています。
「Giant Totus(巨大亀)」という展示では、甲羅から木が生えた巨大な亀が。
特殊造型師・土井享平さんのブースには、なんと巨大な竜の首が。
巨大なツノ、鋭い眼光、口からはみ出るように生えたキバが非常に恐ろしく、圧倒的な存在感を放っていました。
ネコ組のブースでは、その名の通り暴力団風のネコたちの姿が。
刃物を持って「引っ掻くぞ」と物騒なことを言うネコや……
「アニキ許して」と言って首を縮こまらせるネコなどがいました。
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