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4000万円分もの賞品をゲットした女性が語る懸賞の必勝法とは?


sweeper」は一般的に「掃除人」という意味ですが、ネット上にはオープン懸賞のように誰でも参加できる商品のプロモーション形式であるスウィープ・ステークスで賞品をかき集める「スウィーパーズ」という人々が存在するとのこと。テック系ニュースサイトThe Hustleがそんなスウィーパーズの秘密に迫り、勝利のコツをまとめています。

The women who win hundreds of sweepstakes per year
https://thehustle.co/biggest-sweepstakes-winners/

◆スウィーパーズとは?
アメリカでは年に5500万人の人々が何らかの懸賞に応募していますが、懸賞は大抵の人々にとって「1度限りの運試し」です。しかし、中には懸賞プログラムに全力で挑みまくっている人もいます。それが「スウィーパーズ」です。

by StartupStockPhotos

スウィーパーズはSweepstakes AdvantageといったフォーラムやSNSで情報を交換し、SweepSheetSweeping Americaといったニュースレターに欠かさず目を通します。そして毎日20~300もの懸賞に応募して新車やクルーザー、海外旅行などをゲットするわけです。

585人のスウィーパーズを対象とした調査によると、回答者の半分以上が年間1251ドル(約13万5000円)以上の賞品を手にしていました。さらに、上位4%は年に12501ドル(約135万円)も稼いでいます。


◆スウィーパーの素顔
スウィーパーズのコミュニティに参加している人の大半は女性ですが、年齢は学生から退職者まで幅広い層がいるとのこと。中でも、20年間で合計約37万6000ドル(約4057万円)分の賞品をゲットしたダイアナ・コーク氏はイギリス屈指のスウィーパーです。コーク氏はまた、懸賞生活をつづったブログSuperLuckyを運営するカリスマブロガーでもあります。

コーク氏と最近ゲットした賞品の数々


コーク氏は戦利品を表にまとめて公開しており、合計金額は2019年に入ってから記事作成現在までに5389ポンド(約73万円)になっています。

コーク氏が懸賞に手を出すきっかけになったのが、20代のころにイギリスのロックの祭典グラストンベリー・フェスティバルのチケットプレゼントに応募したことです。

この時にコーク氏が行ったのが「応募ハガキの裏にバンドの写真を貼り付ける」という一工夫です。この「できるだけ目立たせる」という戦略が、これ以降20年間に渡る勝利のカギとなりました。


コーク氏の主戦場はInstagramやTwitterの写真タグでの応募を中心としたオンラインコンテストです。「懸賞の当選は純粋な運だ」という人もいますが、コーク氏はこれを否定。「当選者はランダムに選ばれるのではなく、他の誰よりも努力をした人、つまり真に報われるべき人が勝者に選ばれます」と語っています。

◆懸賞の裏側
ある企業のマーケティング担当者で、自らもコンテストクイーンと呼ばれる名うてのスウィーパーであるキャロライン・ウィルマン氏は「懸賞を運営する企業やブランドは、参加者の日ごろの行いで勝者を決めているのではありません。それはビジネス上の決定なのです」とコメントしています。

ウィルマン氏が例に挙げたのは、アメリカのデパートKohl'sが2018年のブラックフライデー商戦で実施したギフトカードの応募キャンペーンです。

Black Friday is coming! Retweet for a chance to win a $20 Kohl’s e-gift card with 1,000 winners between today and 11/23! NO PURCH NEC. Ends 11/23/18. 50 US/DC, 18+only. Odds/Rules: https://t.co/HhazfXImHb Void where prohibited. #KohlsBlackFridaySweepstakes pic.twitter.com/DFP7vzCij3

— Kohl's (@Kohls)


このキャンペーンは約1万件ものリツイートを獲得しており、その宣伝効果は約22万ドル(約2370万円)と見積もられています。このキャンペーンにKohl'が要したコストは「20ドルのギフト券×当選者1000人=2万ドル」なので、約10倍近い費用対効果があったというわけです。


また、ウィルマン氏は「こうしたコンテストへの応募は無料なようでいて、実は潜在的なコストを支払っています」と警告しています。というのも、こうした懸賞プログラムの中には詐欺まがいの手法も横行しており、しばしば個人情報などを収集して販売するために利用されているからです。

◆必勝法まとめ
コーク氏とウィルマン氏へのインタビュー結果から、The Hustleがまとめた必勝法が次の6つです。

1:応募が難しいほど勝てる
写真などを必要とするコンテストなどはエントリー数が大幅に減るため、ライバルも少なくなるとのこと。
2:地元重視
レストラン・バー・映画館などの懸賞は地元の人しか参加できないことがままあるとのこと。
3:必ず応募規定に目を通す
応募規定にこっそり不利な条項が入っていることがあります。
4:懸賞専用のメールアドレスを使うこと
普段使っているメールアドレスを一度応募に使ってしまったが最後、生涯にわたり企業からメールを受け取り続けるはめになるとのこと。
5:懸賞情報の集約サイトを活用すること
効率的な情報収集が可能なほか、有害な懸賞を避けることにもつながるとウィルマン氏は話しています。
6:結果を表にまとめて整理すること
応募した懸賞と応募結果をスプレッドシートにまとめておくと、勝利の傾向を調べることが可能になります。

コーク氏は趣味でありライフワークでもある懸賞の魅力について「十分に努力すれば、お金をかけなくても素晴らしい賞品を獲得することができます」と語りました。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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