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「宝くじ1000万円分買ってみた」で本当に億万長者になれるのかを検証するムービー

by Olga DeLawrence

2017年も年末ジャンボ宝くじの当選番号が発表され、全国で複数名の億万長者が誕生しているはず。そんな年末ジャンボ宝くじには、1等7億円が25本、1等の前後賞1億5000万円が50本も用意されているのですが、はたしてこれらをどれくらいの枚数購入すれば実際に1億円超えの宝くじに当選することができるのか?ということを物理エンジンを駆使してさまざまな検証を行っているチャンネル人工知能が計算しています。

【物理エンジン】「宝くじ1000万円分買ってみた」で億万長者になれるか - YouTube


YouTubeなどで複数あがっている「宝くじ1000万円分買ってみた」的な動画。


さまざまな人がチャレンジしてはいるものの、実際にはまだ宝くじで億万長者になったというムービーは公開されていない模様。実際のところ、「宝くじを1000万円分も購入したとすると1等や前後賞が当たるのはどれくらいの可能性なのか?」ということで……


2017年の年末ジャンボ宝くじのデータを使ってどれくらい買えば1億円超えの番号に当選するのか検証してみたのが今回のムービーです。


年末ジャンボ宝くじ用に印刷された宝くじは、5億枚。


宝くじの券が1枚0.1mmとすると、これで1000枚


1万枚


5億枚重ねると……


全長50kmにもなり、これは富士山の高さ13倍以上にもなるとのこと。なお、1日1枚購入すると、137万年もかかります。


5億枚の年末ジャンボ宝くじを全て購入するには、1枚300円なので1500億円かかります。


1万円札を重ねると、これで1億円。


1500億円となると、まさに一万円札の山が必要となります。


一方、5億枚分の年末ジャンボ宝くじの当せん金を合計すると、749億9250万円となります。これは宝くじ5億枚分の売上の49.995%です。


この749億9250万円を宝くじを購入した人たちで分けていくこととなるわけですが……


なんと1等7億円×25本で当せん金全体における赤色エリア分を占めることとなります。これは当せん金総額の約23%に相当。


前後賞の当せん金は緑色エリア分になります。前後賞は1億5000万円×50本なので、1等と前後賞を合わせると当せん金総額の約33%で全体の3分の1を占めます。


当せん金が1億円を超えるのはこの75枚のみ。


つまり、宝くじ全体(5億枚:50km)のうち1億円を超えるもの(75枚:7.5mm)に当たれば億万長者になれるということになります。


この「億万長者になれる券」とでも言うべき当せん金が1億円を超える当たりくじを、その他の券の中に等間隔で配置していくと、約666mに1枚「億万長者になれる券」が存在するということとなります。


宝くじは1枚300円なので、1000万円で3.33メートル分購入できるので……


ザックリ計算すると「宝くじ1000万円分買ってみた」を200回程度やると、1度は1億円超えの券に当せんすることとなります。


つまり、「宝くじ1000万円分買ってみた」という企画を毎年10人で行えば、20年以内に数億円の宝くじに当せんする瞬間が訪れるというわけ。


なお、7等300円は5000万本、6等3000円は500万本あります。これを宝くじの当せん金総額で示すと紫色のエリアを占めるだけの大金となります。数字で表すと、6等と7等合計で300億円となり、これは全体の40%。


というわけで、宝くじで1等が出るまで買い続けるとどうなるのかを実際に検証。


もちろん実際に購入するわけではなく物理エンジンを用いて計算して「どれだけ買えば1等が当せんするのか?」を導き出します。


まずは、宝くじ5億枚をランダムに地面にばらまき、画面中央の人間が券に触れたら購入したことに。


地面にばらまかれた宝くじには、2017年の年末ジャンボ宝くじと同じ番号が割り当てられており……


当たり番号も同じです。


というわけで早速シミュレーションスタート。購入した宝くじの枚数・使用した金額・購入した宝くじの番号・当せん金額・合計当せん金額は全てまとめて画面左上に表示されており、各等が何枚当せんしたかは画面右上に表示されます。


地面を歩き回って地道に1枚1枚購入していったものの……


100枚買って3300円当たったというしょぼい結果しか出ていないので……


一気に爆買いしていくことに。


数百枚を一気に購入していくと……


300枚買ってはじめて5等1万円に当せん。


これでも高額当せんが出てこないということで……


宝くじ1万枚(300万円分)を……


まとめて購入します。


何度かやってみると4等・3等・組違いまでは「けっこう当たる」とのこと。以下の場合は使用金額は300万円で、合計当せん金額は約190万円。


確率的にはこれを2000回ほどやれば1等が出るはずなのですが……


それも面倒なのでさらに爆買いを敢行。


縦に積まれた1万枚の宝くじ(300万円分)の束を50メートルにわたって並べたのが以下の図。これは約10億円分の宝くじとなります。


これを走りながら一気に購入していくと……


1等・前後賞は出なかったものの、合計の当せん金額は億超えを果たします。ただし、使用した金額は倍以上の10億円超え。


この買い方を続けること4回で……


ついに1等に当せん。


ここまでの宝くじ購入枚数は約1300万枚(39億円)。


「10枚セットで2等以上確定!」といったソシャゲのようなシステムが存在するはずもないので、現実の宝くじで高額当せんするには、運ももちろんですが長期間にわたってコツコツ買い続ける継続力が必要なことがよくわかります。


ただし、以下のように一気買いできる億万長者なら億超えの高額当選も「たまに」可能です。


なお、シミュレーションでは10億円分の宝くじを4回にわたって購入しており、合計の当せん金額は以下のようになっています。

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in 動画, Posted by logu_ii

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