AppleがAirPodsと同じH1チップ搭載で「Hey Siri」にも対応のワイヤレスイヤホン「Beats Powerbeats Pro」を発表

Appleのワイヤレスイヤホン「AirPods」の次世代モデルが2019年3月26日に発売されてからまだ日が浅い2019年4月3日、Apple傘下のBeats Electronicsが「AirPods」の強力なライバルとなりうる完全ワイヤレスイヤホン「Beats Powerbeats Pro」をリリースすると発表しました。「Beats Powerbeats Pro」は新型「AirPods」と同じH1チップを採用し、「Hey Siri」にも対応。白色しか選べない「AirPods」に対して、「Beats Powerbeats Pro」は選べる4色のカラーリングが用意されており、Apple関連情報サイト9to5Macは「AirPodsの競合となりうる」と評価しています。

Powerbeats Pro - Beats by Dre
https://www.beatsbydre.com/jp/earphones/powerbeats-pro

Beats Unveils Powerbeats Pro: Totally Wireless, High-Performance Earphones | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20190403005258/en/

Powerbeats Pro official: Beats' new sporty AirPods alternative - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2019/04/03/beats-powerbeats-pro-airpods-sport/

以下のプロモーションムービーを見ると、「Beats Powerbeats Pro」のコンセプトが一発で分かります。

Beats by Dre | New Powerbeats Pro - YouTube

「Beats Powerbeats Pro」のカラーバリエーションは左から「アイボリー」「ブラック」「ネイビー」「モスグリーン」の4色。Appleの象徴でもあるアイボリーカラーをおさえつつ、その対極ともいえるブラックを含む合計4色が投入されています。

耳の中に挿入するイヤーチップは4つのサイズが付属していて、イヤーフックも調節可能なのでどんな形の耳にもフィット可能。耐汗・防沫仕様もあいまって、装着して音楽を聴きながら激しい運動をすることも可能になっています。さらに、本体は旧モデルに比べて23％もサイズダウンし重さも17％軽量となっており、耳につけていることを意識させないほどの装着感が実現されています。

バッテリーの最長再生時間は左右それぞれ9時間で、最大5時間の「AirPods」よりも4時間も長くなっています。さらに、バッテリー内蔵のケースを使用すると最長24時間使用可能です。また、Beats Electronicsの急速充電規格「Fast Fuel」に対応しており、わずか5分間充電するだけで1.5時間再生可能な電力を確保できるとのこと。

唯一の弱点ともいえるのが、ケースはワイヤレス充電できず、Lightningケーブルを接続する必要があることです。

制御チップにはAppleのH1チップを搭載し、「Hey Siri」と呼びかけるだけでハンズフリー操作することができます。また、加速度センサーと装着センサーを内蔵しているため、耳から一時的に取り外したのを感知して音楽を一時間停止したり、使用状況を独自に判断して電源を切り替えたりする機能も装備。これによりユーザーはイヤホンの電源を意識することなく日常の動作やスポーツシーンとシームレスに着脱して使用できます。また、電源ボタンを廃した一方で、左右両方の物理ボタンで自由自在に音量を調節できるのもポイントです。

「Beats Powerbeats Pro」の価格は税別2万4800円で、2019年5月からApple Storeで購入可能です。