「Apple独自のクレジットカード」は30年以上前から存在していた
2019年3月26日、Appleは自社の製品とサービスを告知するスペシャルイベント「Apple Special Event」にて、iPhoneと連動させて使用する独自クレジットカード「Apple Card」を発表しました。しかし今回のApple CardがApple初のクレジットカードというわけではなく、Appleはこれまでにも何度かクレジットカードを発表していました。
First Apple credit card issued long before the new Apple card
https://www.cultofmac.com/614988/apple-credit-card-histor/
Appleが独自のクレジットカードを初めて発表したのは1986年のこと。Apple IIの拡張版であるApple IIeのパンフレットの中に、最初のクレジットカードの広告も掲載されていました。Apple IIeのパンフレットはInternet Archiveで閲覧できます。
1986年、最初に発表されたAppleクレジットカードはプラスチック製で、個人向けカードと法人向けカードの2種類が存在していました。個人カードのクレジット限度額は2500ドル(当時の価値で約40万円)、月賦払いなどが可能でした。カードの左上にAppleのロゴが入っているデザインは、先日発表された「Apple Card」と奇しくも共通しています。
法人向けカードを使用した場合、分割払い時の頭金は不要。また、1498ドル(当時の価値で約24万円)を支払うと、Apple LisaやMacintosh XLのような旧型PCを新型であるHard Disk 20搭載のMacintosh Plusに交換できるという特典もついていたようです。
1990年代のAppleクレジットカードは、上が白地で下が黒地というデザインに変更されています。カードナンバーとカードの名義は黒地側に白文字で記されていました。
確かにAppleはApple Cardを発表する30年以上も前からクレジットカード事業を運営していました。
・関連記事
AppleがiPhoneと連動させる独自クレジットカード「Apple Card」を発表 - GIGAZINE
Appleが初代iPhone開発に使用したプロトタイプ基板が世界初公開される - GIGAZINE
Appleが約1000円で新聞や雑誌を読み放題な新ニュースサービス「Apple News+」を発表 - GIGAZINE
Appleが独自のサブスクリプション型ゲームサービス「Apple Arcade」を発表 - GIGAZINE
Apple TVが進化、オリジナルコンテンツ配信の「Apple TV+」と有料チャンネルを購読できる「Apple TV channels」が登場 - GIGAZINE
・関連コンテンツ