サイエンス

超音速機2機による衝撃波の相互作用を示した初の写真撮影にNASAが成功


NASAが、2015年に撮影した超音速機によって生まれる衝撃波の写真に続いて、超音速機2機が生み出す衝撃波の相互作用を示した写真の撮影に初めて成功しました。

NASA Captures Supersonic Shock Interaction | NASA
https://www.nasa.gov/centers/armstrong/features/supersonic-shockwave-interaction.html


写真はカリフォルニア州エドワーズにあるNASAのアームストロング飛行研究センターで、空対空背景指向シュリーレン法によって撮影されました。被写体はジェット戦闘機の練習機・T-38で、後続機は約9m離れて、約3m下方を飛んでいます。撮影はT-38の真下を飛んだB-200(ビーチクラフト キングエア)から行われました。

オリジナルの写真は白黒ですが、カラー化された合成画像も公開されています。


エイムズ研究センターのニール・スミス氏によれば、後続のT-38を見ると相互作用により衝撃波が曲がっているのが確認でき、データは低騒音・低ソニックブーム超音速機・X-59の開発に生かされるとのことです。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
音速の5倍、時速6000kmで飛ぶ超音速偵察機「Son of Blackbird」の構想をボーイングが発表 - GIGAZINE

コンコルドより速くてビジネスクラス程度の低価格で超音速を実現する旅客機「Boom」 - GIGAZINE

夢の超音速旅客機「コンコルド」が商業的失敗に終わってしまった理由とは - GIGAZINE

なんと音速の4倍で飛行可能なジェット機+ロケットの爆速航空機特許をエアバス社が取得 - GIGAZINE

地球を3周した「世界で最も大きな音」とは? - GIGAZINE

in 乗り物,   サイエンス, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.