女子レスリング世界大会16連覇・個人戦206連勝の「霊長類最強女子」吉田沙保里選手が引退表明
アテネオリンピック・北京オリンピック・ロンドンオリンピックの3大会連続で金メダルを獲得し、世界選手権を含めた世界大会を16連覇、個人戦では206連勝という前人未到の記録を打ち立てた女子レスリング選手・吉田沙保里さんが引退を表明しました。
いつも吉田沙保里を応援していただきありがとうございます。
— 吉田沙保里 (@sao_sao53) 2019年1月8日
この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。
ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです。
みなさん、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/atDfQRlXBv
吉田選手はレスリング選手・吉田栄勝さんの娘として、3歳からレスリングを開始。世界ジュニア選手権2連覇など、その力はジュニア時代から突出したもので、同じく2世レスリング選手である山本聖子さんとはライバルとして、女子レスリングがオリンピックの正式種目となったアテネオリンピック出場を争い、55kg代表の座を奪取。そのまま金メダルも獲得しました。
さらに、2008年の北京オリンピック、2012年のロンドンオリンピックでも金メダルを獲得。4連覇を目指した2016年のリオデジャネイロオリンピックでは準決勝でヘレン・マルーリス選手に敗れました。このマルーリス選手は、かつてのライバルである山本聖子さんがコーチ時代に教えていたことがある「元教え子」でした。
このマルーリス選手に敗れるまで、吉田選手は2001年の全日本選手権準決勝の山本聖子戦で敗れて以来、206連勝を続けており、その間に世界大会16連覇を達成していました。そのあまりの強さから、ロシアの男子レスリング選手アレクサンドル・カレリンの異名「霊長類最強の男」になぞらえて「霊長類最強女子」と呼ばれることもありました。
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