内容も予算も超パワーアップした自動車バトル「戦闘車」シーズン2の内容がスゴ過ぎる
昨今の地上波テレビではもう見られない番組を多く配信しているAmazon Prime Videoの数多い看板番組の一つといえば、自動車を使って命懸けの戦いを繰り広げる自動車戦闘バラエティの「戦闘車」。2018年11月9日(金)からは、内容と製作費をさらにパワーアップさせた新シリーズ「戦闘車」シーズン2の配信がスタートしています。前作に引き続き出演するダウンタウンの浜田雅功に加え、ナインティナインの矢部浩之が参戦するという間違いなく予算がガッツリかけられているシーズン2がどんな内容なのか興味津々で見始めてみたところ、予想を完全に上回る「デンジャーテインメント」な内容に思わず引くぐらい圧倒されてしまいました。
Prime Original ダウンタウン・浜田、 ナインティナイン・矢部出演の自動車戦闘バラエティ『戦闘車』シーズン2|予告編 | Amazon Prime Video - YouTube
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Amazonプライム会員であれば追加料金なしで今すぐ見ることができる「戦闘車」シーズン2は、卓越した運転技術を持つ芸能人たちが自ら「戦闘車」に乗り込み、命がけで様々な競技に挑む自動車戦闘バラエティ。シリーズ初参戦のナインティナイン・矢部浩之が率いる「矢部軍」が、シーズン1で勝利を収めた「浜田軍」に挑み、全5競技で雌雄を決します。
各軍のメンバーには、さまざまなカテゴリーからの精鋭が集結。浜田雅功率いる浜田軍には、シーズン1の戦いに敗れて浜田軍に吸収合併されてしまった千原ジュニア(千原兄弟)と、そのコンビで兄の千原せいじ(千原兄弟)、女優の高岡早紀、俳優の原田龍二、ミュージシャンの松岡充、柔道家の篠原信一、格闘家の魔裟斗、そしてレーシングドライバー枠で元F1ドライバーの鈴木亜久里、現役レーシングドライバーの脇阪寿一ら10名が参戦。
一方の矢部浩之が君臨する矢部軍は、俳優枠には哀川翔、小沢仁志、芸人枠に藤本敏史(FUJIWARA)、原西孝幸(FUJIWARA)、佐田正樹(バッドボーイズ)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、じゅんいちダビッドソンらが登場。さらにアイドル枠に南明奈、そしてレーシングドライバー枠で「ドリキン」こと土屋圭市、そして同じくプロドライバーの織戸学の11名が名を連ねています。
シーズン2では戦場の規模がさらにデカくなり、広大な敷地をいかした競技が繰り広げられます。第1試合「戦闘車 サッカー」は、広い芝生の中で自動車を操って巨大なサッカーボールをゴールにブチ込むという前代未聞のバトル。重量40kgという巨大サッカーボールをクルマでドリブルする様子はまさに異様な光景で、ここでは自動車が趣味で実戦のラリーに出場することもある哀川翔が意外なドライビングテクニックを披露。また、脇坂寿一や織戸学らプロドライバーがさすがのテクを見せつけており、特に織戸学の「高速ドリブル」には目がくぎ付けになりました。
本当のサッカーと同じで、試合中は激しいコンタクトの連続。「ガシャン!」という恐ろしい音をたててクルマ同士が衝突してベコベコに凹んで行き、中にはこのように白煙を吹いて自走不能になってしまうクルマも。
ここで登場するのが、実際に使われていたという装甲車。千原せいじが乗り込んで浜田軍のゴールキーパーとして鉄壁の守りを見せる……はずが、実際にはビックリするぐらいのポンコツっぷりを発揮。第1試合ではサッカーに詳しい矢部浩之の采配が光り、矢部軍は選手を欠きながらも見事な戦いを見せます。
第2試合は、両軍の陣地に建てられた棒をめがけて突進して倒す「戦闘車 棒倒し」。棒の手前にはジャンプ台が設けられているので、各戦闘員はものすごいスピードで突進して棒を倒す必要アリ。
両軍とも、攻めと守りのバランスを考えながら巧みに相手をだまし合い、敵陣に置かれた障害物とディフェンダーの体当たりをかいくぐって突進。サッカーに引き続き、何台ものクルマが戦闘不能に追いやられました。
さすがというべきか、この試合で攻撃力を発揮したのが、F1グランプリで表彰台にも上がったことがある鈴木亜久里。F1の経験が効いたのかどうかは全くわかりませんが、相手の動きを見抜いて一瞬のスキを突いてズバッと刺すあたりに、往年のレースシーンをほうふつとさせるものがありました。
第3試合「戦闘車 カーリング」は、番組を視聴した編集部員が個人的に一番笑って盛り上がった試合。ドライバーは20メートルの助走部分で勢いをつけ、43メートルの長さがあるリンクを滑って的を狙います。リンク上には、実に総重量1トンにもなるヌルヌルのローションがまかれており、各車はカーリングのストーンのごとくリンク上を滑って敵車にブチ当たり、はじき出して高得点を狙うという、まさに地上波では有り得ないルールでのバトル。
ローションがまかれたリンク上は、まさにカーリングのようにツルツルの状態。ブレーキもハンドルも効かない状態のクルマが邪魔な相手にものすごい勢いで突っ込むという、気合と根性が試されるメチャクチャな試合です。
ものすごい勢いで突進して敵をブッつぶすということで、次々に廃車送りにされるクルマ。新車価格で1000万円を超える高級SUVが見るも無残な姿に変わっていきます……。
リンクの先には急斜面のガケが作られており、調子に乗って勢いをつけすぎたドライバーは崖の下へと真っ逆さま。逆に慎重になりすぎて失態を晒してしまう者もおり、特にフジモンこと藤本敏史と千原ジュニアの「縦列駐車」で腹筋は崩壊しました。
第4試合は、高さ80センチ・長さ6メートルの横転台に片輪をのせてクルマをひっくり返し、何回転するかを競う「戦闘車 横転グランプリ」。
この試合では、各軍の代表1名と「特殊兵」と呼ばれる現役スタントマンを各軍に1名ずつ投入して合計4回の走りを披露。普段は本田圭佑の「無回転シュート」をネタにする芸人・じゅんいちダビッドソンも、今回ばかりは何回転できるか体当たりの勝負にでます。
両軍とも互角の勝負が続き、最終的にはわずかの差で勝敗が決するという結果になりました。
最後の第5試合は、各軍の戦闘車を2台、3台とそれぞれ鎖で連結し、先頭のクルマが全体を引っ張ってダートコースを突進するレース「戦闘車 連結猛レース」。
エンジンをかけて走れるのは先頭のクルマだけで、2両目と3両目はエンジンどころかブレーキも使用不可で、使えるのはハンドルだけという鬼畜なルールでのバトルです。いったんはスタートしたレースでしたが、プロドライバーから「あまりにアブなすぎる」という声が飛び出すほどの大混乱状態に。まったくもって有り得ないレースは急きょルールを変更した状態で再開せざるを得ない状態にまで追いやられるという、極限に追い込まれた「死合い」が繰り広げられていました。
一切のためらいなく敵めがけてブチ当たるという命懸けの戦いが繰り広げられた「戦闘車」シーズン2でしたが、その中身は笑いが絶えない「ザ・バラエティ番組」。ここまで内容的に振り切ってガッツリ作り上げたバラエティ番組が地上波ではほぼ消滅した中、戦闘車シリーズのような番組を絶やさないネット番組の功績は実に大きいといえます。特に今回のシーズン2では番組の企画と事前テストに4カ月もの時間がかけられ、当日は数百人のスタッフと196台のカメラ、2機のドローンを投入して各シーンを余すことなく収録。バラエティ好きにとっては「最後の砦」となってしまったAmazon Prime Videoの制作力に、今後も期待したいところです。
◆Amazon Prime Videoとは?
「戦闘車」シーズン2などのバラエティ番組やオリジナルドラマなどが見られるAmazon Prime Videoは、Amazonプライム会員ならだれでも一切の追加料金なしで番組が見放題になるというオンデマンド型の番組配信サービス。オリジナル番組のほか、テレビ番組や映画、ドラマ、アニメ、グルメなど、多ジャンルの数千本に及ぶコンテンツが見放題となっています。コンテンツによっては4K ULTRA HDやHDRもサポートするほか、対応番組であればモバイルアプリを使用してスマートフォンにダウンロードしておけるので、外出先や通勤通学の途中やちょっと時間が空いた時にモバイルデータ通信を使わず気軽に見ることができます。
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